トップ8㎜のボウズで“裸の自分”をさらけ出す――飾らない男の流儀 -MERICAN BARBERSHOP ヌマタユウトの習慣 前編-

離れた場所に居ても、スタッフは育つ

 

 

話が変わりますけど、僕は今MERICAN BARBERSHOP TYO(渋谷)にクリエイティブディレクターとして働いていますが、同時に福岡のWellness barbershopというバーバーのオーナーという新しい働き方に挑戦しています。Wellness barbershopは福岡にあるので、東京にいる僕は頻繁に行くことはできません。だから、スタッフに向けた発信を大事にしています。

 

具体的には、毎朝起きる7時から9時までの間に、Wellness barbershopのInstagramをチェックして、ストーリーを上げています。毎朝更新することで、僕が離れた場所に居ても、ちゃんと見ていることが伝わるかなと。しっかり想いを載せた発信をしたら、正直、現場で関わるのとほぼ一緒の効果があると思っています。そのくらいの熱量を込めてやっているんですよ。ミーティングも毎月しているわけじゃないですが、それでもお店は成長しています。

 

 

SNSの発信内容をみるだけで、店舗のムードやスタッフのモチベーション、さらには体調なんかもわかります。スタッフのテンションやストーリーの更新内容から、「このスタッフは調子が悪そうだ」「悩みを抱えているのではないか」といった第六感的な情報を感じるんですよね。SNSだけじゃなくて、予約の入り具合もよく見ています。

 

特に「上がり始め」と「下がり始め」を見逃さないことは自分のルールです。具体的には、上がり始めの段階で、予約の入り方やムードからその兆候を感じ取った場合は、直接声をかけています。「その状態をこのままキープした方が良い」という具合に。1~2カ月前に行った施策の結果が今現れているってわかるからです。逆に下がり始めを感じた時も声をかけます。そこで早めに問題を可視化することで、対策できるようにします。

 

>日本語で「お願いします」と発信するのがカッコいい

 

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