結果を最短距離でつかむ!雨宮式「行動習慣」 -OCEAN TOKYO OVER 雨宮雄三の習慣 前編-
感情に振り回されずに結果を出す
こんな感じで自分はマイペースで生きているし、周りからは「メンタルが強い」と言われるんですけど、最終的には考え方次第だと思っています。社長に怒られることももちろんありますけど、それをどう受け取るかが大事なんですよね。僕は怒られても、「自分が悪いことをして怒られているな、じゃあこれからはこうしよう。」と冷静に受け止められるタイプ。それを必要以上に気にすることはないんです。
だから、病まない。
感情的にならないために、まず冷静に目的や結果を考え、それに照らし合わせて原因を突き止める。そして、それをわかりやすく伝えることも大切だと考えています。こうやって言葉にすると簡単そうなんだけれど、実際にその場になると感情に流される人が多すぎるんですよね。
ミスに対して怒る人の多くは、その場の感情だけで「なんでこんなことができないんだ!」と叱責するだけ。正直、無駄です。怒鳴ったことで余計にストレスが溜まるし、怒られた側は「怒られた記憶」しか残らない。「この行動が原因でお客さまやスタッフに迷惑をかけ、それが結果としてサロン全体の評判を下げてしまう」といった因果関係を伝えることが重要なんですよね。そして、その原因を取り除くための具体的な対策を提示し、次の日から実践する。それをみんなで共有することで、初めて組織全体が前に進むんです。
心をフラットにして感情に左右されないためにもう一つ大切なのは、人を羨ましいと思ったり妬んだりしないこと。僕は何かに秀でた人を見ても、純粋にすごいなとは思うけど、それと同じになりたいとは思わないんです。その代わり自分の興味のあることには全力で取り組む。例えば、スタイル撮影や動画制作は誰に言われたわけでもなく、自分がやりたいからやっていることです。スタイルを撮る時に自分が思う一番の角度や光で撮りたいと思ったことがきっかけですが、それが高じて動画の制作もするようになりました。OCEAN TOKYOには高木さん陽介さんをはじめとして多くの猛者がいます。そうやってやりたいことを突き詰めることが、彼らに並ぶために武器もなっています。
とにかく、僕は目的を達成するための選択を冷静に選んで、しっかり行動に移しています。これが僕の習慣ですね。
- プロフィール
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OCEAN TOKYO OVER
代表/雨宮雄三(あめみやゆうぞう)
茨城県出身。ベルエポック美容専門学校卒業。都内有名店1店舗を経て、OCEAN TOKYOに入社。半年でスタイリストデビューを果たし、OCEAN TOKYO本店の副店長、店長を経て現職に。お客さまの『なりたい自分』へのプロデュースを得意とし、トレンドと好感度をミックスした人気スタイルを生み出すOCEAN TOKYOのトレンドメーカー。OCEAN TOKYO OVER代表として手腕を振るう。
「2024年に開催された理美容業界最大級の動画コンテンツ【KAMI-1グランプリ2024】で見事日本1位に輝く。」
Instagram:@amezooon
(文/外山武史 撮影/松林真幸)