結果を最短距離でつかむ!雨宮式「行動習慣」 -OCEAN TOKYO OVER 雨宮雄三の習慣 前編-
強者ぞろいのOCEAN TOKYOで、トレンドメーカーの一人と称される雨宮雄三(あめみやゆうぞう)さん。トレンドを先読みしたフレッシュなデザインと新しい価値観を加味した発想力で、粋なメンズヘアを表現している雨宮さんですが、その一方で、OCEAN TOKYO OVERの代表としてビジネスセンスを発揮。一人当たりの生産性をグループ屈指のレベルに高めるなどの改革に取り組んでいます。そんな多才な雨宮さんの成功を支える習慣とは?インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!
目的から逆算して最短距離を行く
昔の美容業界は、終電まで練習するのも珍しくなかったし、なかには朝までやる人もいましたよね。でも自分は絶対にやらなかったです。なぜなら、終わりの時間を決めない練習は、絶対に身にならないから。時間を区切ることで集中力が増すし、無駄を省ける。スタイリストデビューが遅い人ほど、練習時間が長い。その理由は、課題が明確じゃないからだと思います。
たとえば、ワンレングスを切っているとします。「まっすぐ切れない」状態がずっと続いている。でも、なぜまっすぐ切れないのか、その理由を自分で探していないから、どれだけ練習しても結果が出ない。「100回練習したらまっすぐになる」なんてことはないんです。
自分のカットを動画で記録してもらったとき、「足の位置が平行じゃなく、重心がずれている」「肩が上がってしまっている」といったことが原因で、まっすぐ切れていないことに気付くかもしれない。そうやって客観的に分析すれば、一発でわかる場合もあるんです。
僕は、こんな風に分析をする習慣があるので「なぜ人気があるのか」「なぜこれがかっこいいのか」を考えるのも得意です。たとえば、ホットペッパーのランキング1位の髪型を見たとき、「ここがこうだから人気なんだな」と考える。「保存される理由」「オーダーが多い理由」を分析すると、「この写真が他と比べて少し明るいから目に留まるんだな」という具合に理由が見えてくる。何事も分析することが上達の近道なんですよ。
>僕がいなくても回るOCEAN TOKYO OVERをつくる