フォルクスワーゲン・タイプ1で夜の首都高を疾走! 不便さ含めまるごと旧車を愛でる -THE CHOP SHOP KICHIJOJI JULIANの習慣 前編-

仕事終わりに夜の高速を流すのがお気に入り

 

 

運転はもちろんオートマではなくマニュアルで、これも自分で選びました。マニュアル車を操る感覚が好きで、それもビートルに乗る理由の一つですね。古い車に乗っていると、興味を持って話しかけてくれる人も多く、そこからお客さまになることもあって、車が仕事のきっかけになることもあるんです。ちなみに、僕の家族はこのワーゲンのガタガタ音が怖いって言って、誰も乗ってくれないんですよ。家族で出かけるときは、BMWに乗ることがほとんどですね。

 

 

最近、僕が気になっているのは、日産のサニートラック、通称サニトラというピックアップトラックです。イベント時に荷物を運んだり、何か物を載せるのに便利そうだなと思っていて、カクカクした見た目も好きなんですよね。昔の車には独特のデザインがあって、それに惹かれるんです。トラック系の車では、フォルクスワーゲンのキャディも気になっていて、特にオレンジ色の車体がとてもいい感じなんです。いつか手に入れたいと思って、いろいろと調べています。

 

車に乗るのは朝と夜が多いですね。朝は通勤に使っていて、夜は首都高や中央道をよく走ります。僕のビートルは古い車なので、オーバーヒートしやすい渋滞する時間帯は避けています。高速道路でトラブったら、JAFのお世話にならなければならないので、それだけは避けたいなと。

 

 

よく走るコースは、高井戸から外苑のあたりまでぐるっと回って、首都高の富ヶ谷から中央道に乗って、八王子まで行くルートですね。湾岸線も走ってみたいんですが、ちょっと距離があるのでなかなか時間が取れなくて行けてないです。夜のアクアラインを走って、海ほたるで夜景を見ながら海を感じるのも楽しそうだなと思っています。景色がきれいだって聞いたので、いつか行ってみたいです。

 

プロフィール
THE CHOP SHOP KICHIJOJI
代表/JULIAN

1988年生まれ、ドイツ・ミュンヘン出身。14歳で日本に移住し、国際文化理容美容専門学校渋谷校へ。原宿、渋谷のサロンを経てミスターブラザーズ カットクラブの立ち上げに加わる。クラシックヘアに独自の感性を加えた現代的なスタイルで世界中の顧客を魅了している。独立し、2021年1月4日にTHE CHOP SHOP KICHIJOJIをオープン。

 

(文/外山武史  撮影/菊池麻美)

 

 

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