美しい髪をつくるための人体実験! 自分の髪でヘアケア理論を構築 -suntie Mn/MASHU 奥裕介の習慣 前編-
スタッフのイジリと家族の冷たい視線に耐え、髪を伸ばし続ける
毎日髪に関する気づきがあるので、それをスタッフのみんなにLINEやスタッフのみがフォロワーのInstagramでシェアしています。ここで発信している内容は、あえてオープンにはしていません。企業秘密というよりは、自社の理論の正しさを主張するために、他社のやり方を否定するような発信はしたくないからです。炎上商法チックなやり方は嫌いなんですよ。
お客さまに美しい髪を提供したいからこそ、自分の髪を実験台にしているんですが、髪が長いことが、お客さまからの信頼にもつながっていると思うんですよね。極端な話、身体を鍛えていないパーソナルトレーナーさんには説得力がないし、歯が抜けている歯医者さんは信用がおけないですよね。同じことを美しい髪をつくる人にも言えると思っています。
美しい髪を追求する男性には、自分の髪を伸ばしてみることをオススメしたいです。有意義な発見が毎日ありますから。
一方で、男性が髪を伸ばすのって大変なんですよね。僕なんて、スタッフに会うたびにイジられまくっていますから。妻からも髪を切れと言われますし。
正直、僕が髪の毛をおろしている状態は、家族から見たら気持ち悪いと思うんですが、プロとして冷たい視線にも打ち勝っていきたいと思います(笑)。
- プロフィール
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suntie Mn 代表/MASHU社長
奥 裕介(おくゆうすけ)
1983年生まれ、大分県出身。明日香美容文化専門大学校卒業後、『MASHU』入社。26歳でスタイリストデビューし、1年後に大阪・北堀江店の店長に就任。その後、梅田店の店長を経てエリアマネージャーに昇格。膨大な薬剤知識をもとに商品開発にも着手し、2018年から美髪ケアシステム「oooit」をスタート。2022年5月、完全美髪特化サロン『suntie Mn』の東京出店で上京し、現在キャンセル待ち2200人という驚異の人気を博す。インスタのフォロワー数11.5万人。
Instagram:@yusuke_mashu_suntiemn
(文/外山武史 撮影/松林真幸)