美しい髪をつくるための人体実験! 自分の髪でヘアケア理論を構築 -suntie Mn/MASHU 奥裕介の習慣 前編-
髪を伸ばさないとわからないこともある
ボブとミディアム、ロングとスーパーロングではケアの仕方が全く違うことは、理解はしていましたが、身をもって体感することでわかることもあります。
まず、乾かすのに時間がかかります。早く乾かすために試行錯誤して、この時期は冷房の冷風の直下でやるといいことがわかりました。夏は暑くて熱風をあてていられないからです。そういうことを体感できるんです。もちろん、きちんと耐熱トリートメントをつけた状態で乾かしています。
髪が長いと、寝るときも一苦労です。髪の置き場所をどうするべきか悩むんですよ。シルクのナイトキャップも5種類くらい持っています。ゴムでとめるものは顔や髪に跡が残るので40歳の自分には少し合わない。長さは髪が折り畳まれると痛むので、ロングタイプのものがよいです。筒状のものは被りにくくて、毛先が乾燥しやすいとか欠点もあるんですけれど、いろいろ試した結果、スーパーロング用の筒抜け型ものに落ち着いています。
ナイトキャップをつけるのは、髪を痛める摩擦を軽減することが目的だと思われがちですが、それだけじゃなく乾燥予防の効果があるんですよね。実験のために、あえてナイトキャップを被らない日もあるんですけれど、髪がパサついたりします。ナイトキャップの効果って大きいんですよね。
こんな感じでヘアケアのあれこれを自分の実体験をもとに共感し、提案できるから、お客さまにも信用してもらえるんじゃないかなと思っています。
>スタッフのイジリと家族の冷たい視線に耐え、髪を伸ばし続ける