万バズは1日にしてならず! ヒットの確率を上げる日々の過ごし方 -JEWIL HARAJUKU 佐藤 優真の習慣 後編-
有名店出身者の技術には、学ぶべき裏付けがある
昔話は嫌われますが、あえて話します。僕はこれまで勤めてきた美容室で徹底的に基礎を学んできたし、先輩たちが可愛いヘアスタイルをつくるプロセスを見てきました。
Instagramでバズっている美容師さんが有名サロン出身のケースが多いのは、やはり基礎を継承してきているから。みんな高いクオリティを出してくるのは、ベースとなる技術や理論があるから。もちろん今の自分の作品にも、これまでに学んだ理論が生かされています。
伸びている人はそういう基礎がしっかりあるし、常にヘアデザインを学び続けている。だから人気が続く。もちろん、僕だって今も学び続けています。
もう一つ大事なのは、ヘアスタイルを選り好みしないことですね。今は得意じゃないジャンルから目を背ける人が増えている。カラーが好きだから韓国風のヘアの作り方から学ぼうとしないとか、レディースにしか興味がないからメンズは見ないとか。でも、それはもったいない。
たとえば、メンズヘアを知ることで、カッコいいハンサムショートが生まれることもある。メンズのアンニュイな束感が、レディースのアレンジの崩しに活きることもあるんです。
一つの技術を追求する時代だからこそ、幅広く学ぶ美容師が光る。最初から一つを選ぶのではなく、いろいろ学んだ中から一つを選び、磨いていったほうがいいと思っています。