仕事と並行して年300日シーバス釣りをしていました -YOKe:E 江原堅志の習慣 前編-
「ありえない!」とみんなが驚くようなことがしたい
最近は、ヒラマサやヒラスズキを釣りに千葉の外房・南房に行っています。どちらも1mを超える大きな魚で、年に1回釣れるかどうか。僕はそれを岩場から釣るロックショアというハードコアスタイルでやっています。ぶっちゃけ危ないから人にはお勧めできないんですが、「陸からこんな大きな魚が釣れるの? こんなのありえない!」と驚かれるようなことをしたいんですよね。そこに喜びがある。
これって他のことにも言えて、例えばブレイクダンスのバトルが強かったらすごいですよね。スケボーも難しいトリックができたほうがカッコいいじゃないですか。釣りだったら、一番すごい魚を釣りたくなるというか…そういうのが好きなんでしょうね。
もちろん美容も同じで、お客さまの想像を超える仕事をしたいと思っています。うまいじゃなくて、超うまい。「その髪、誰が切ったの?」とお客さまがお友達から尋ねられるような、そんな仕事をしたいんです。
「私の髪は扱いづらくて…」とお客さまがおっしゃったとき、僕はこう答えています。「僕は難しい髪専門ですから」と。とことん突き詰めて、スキルと感性を磨いて、精度を上げて、ようやく超えられる…そんなハードルを越えるのが好きなんです。
- プロフィール
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YOKe:E
クリエイティブディレクター/江原 堅志(えはら けんじ)
東京都八王子市出身。住田美容専門学校を卒業後、都内老舗有名店を経てAKsに入社。2011年より同店の代表を務め、2015年にYOKe:Eに移籍。サロンワーク、セミナー講師、一般誌、業界誌等の撮影など幅広く活躍している。クライミングではアルプスの名峰を制覇。釣りではメーカーサポートが付くなどプロ級の腕前を持つ。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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