僕は天才じゃなくて、広島からきた田舎者ですよ -Un ami代表 森内雅樹さんの習慣 前編-
「続けること」が一番大事な才能です
2006年にオープンさせた「GARDEN」が注目され、その代表をつとめる僕と須崎勝己、加藤敏行の3人も注目されるようになりました。でも、僕ら幹部連中っていうのは、美容師になりたてのころはホント、どうしようもなかったですね。
ただし、僕らは問題児だったかもしれないけど、美容師の仕事を「やり続けた」んです。辞めることや逃げることって簡単じゃないですか。愚痴とか不満を言うのも簡単。やり続けることは大変なんです。“継続は力なり”っていう言葉があるけれど、それは本当にそうだと思う。
僕も雑誌に出たり、人に教えたりする仕事をしたりして、偉そうに見えるかもしれないけれど、根っこのところは、広島生まれのダサい田舎者ですから。こういうダサい田舎者でも、自分を信じて頑張り続ければ、それなりの結果を残すことができるんです。ある意味、僕は全国の美容師さんに一番近い存在なんじゃないかって思う。中身はいたって普通ですから。
実際に、言われますよ。「森内さんって、天才肌のすごい人だって思っていましたけれど、会って話してみると全然普通ですね」って(笑)。
僕は自分のことを天才だって思わないし、業界を見渡しても天才はなかなかいないと思います。やっぱり、スター扱いされている人っていうのは、それなりのことをやってきているんですよ。