こだわらないことが、僕のこだわり -PEEK-A-BOO代表 川島文夫の習慣-【後編】
世界一優秀な腕時計メーカーは“Casio”だと思う
好きなものは自転車とリュック、その次にあげるとしたら腕時計。僕はCasio(カシオ)のGショックを使っているんだけど、これがすごくいい。何がいいって、GPSと電波受信機能がついているから、ロンドンにいっても、パリにいっても一秒も時間が狂わないんですよ。時計の機能の何が大事かっていったら、正しい時間を表示することでしょ?
昔はいろいろ洒落た時計もつけてきましたよ。でも、結局は「必要十分」なものに行きつくものなんです。クルマだってそう。ポルシェに乗っていたこともあったけど、あんまり乗らないからエンジンが腐っちゃった。今はフォルクスワーゲンだけど、こっちのほうがよほどいいですよ。でも、一番いいのは自転車なんだけど。
時計やクルマへのこだわりを否定するわけじゃないですよ。むしろ、若いうちはギラギラして、こだわりまくる時期があってもいいと思う。「なんでもいい」じゃ、いいものは作れませんから。でもね、同じメーカーやブランドのモノばっかりで、他のいいモノまで全部否定しちゃうのはもったいないじゃないですか。僕は、トムブラウンも着るし、ユニクロも着るし、いいと思ったものはどんどん取り入れています。