寄り道しない美容師は、クリエイティブじゃない -PEEK-A-BOO代表 川島文夫の習慣-【前編】
青山は「青い山」だから、マウンテンバイクがいい
自転車はこれまで10台くらい乗り継いでいます。スピードが出るスポーツタイプの自転車に乗っていたこともあるし、荷物をたくさん載せたくてママチャリみたいな自転車に乗っていたこともありました。
僕は、若い人が乗っているようなタイヤが細くて、ブレーキがない自転車は嫌い。だって危ないですから。というのも昔、タイヤが溝にはまって転んでしまったことがあるんですよ。そんなわけで、僕は乗るならタイヤが太くて、サドルが低い自転車がいいですね。タイヤは太いほうが安全だし、あんまり足が長くないので、サドルの位置が高いと足を地面につけるのが大変だから(笑)。
自転車に乗っていて思うのは、東京には“坂”が本当に多いということ。青山なんかはその典型で、文字通り「青い山」だと思っています。だからマウンテンバイクが便利。僕が今乗っているのもマウンテンバイクです。
もう一台ポルシェ製の自転車も持っていて、それで通勤していた時期もあったけれど、メンテナンスが大変で…。一度修理に出すと何か月も戻ってこなかったりするんです。やっぱり自転車は気軽に乗れるものがいい。
ちなみに、僕は通勤だけじゃなくて、普段の移動でも自転車を使っているから、「自転車がない生活」なんて考えられない。もうこれは好きとか嫌いのレベルではなくて、僕の生活スタイルですね。
後編へ続く…【2015.3.16UP】
- プロフィール
-
PEEK-A-BOO
代表/川島文夫(かわしま ふみお)
東京都出身、高山美容専門学校卒業。カナダ・トロントで海外美容師生活をスタート。その後ロンドンに渡ってヴィダル・サルーンに参加。帰国後、1977年に「PEEK-A-BOO」をオープン。現在は原宿・青山エリアに5店舗、池袋エリアに1店舗、銀座エリアに2店舗を構えている。※2015年2月4日「GINZA PEEK-A-BOO 中央通り」OPEN
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
関連コンテンツ