「席、変えてもらえる？」様子のおかしなお客さまのご要望に首をかしげていると…（27 歳／男性）

ある日、様子のおかしい女性のお客さまがきました。見た目は普通なのに、初めて接客したとき「ごめんなさい、私、この鏡の前無理。席変えてもらえる？」と言い出したんです。え？ と思いましたが、別の席にご案内しました。

そしてカットを始めて少し経ったとき、そのお客さまが急に「あの席に鏡を置かないほうがいいわ」と言ってきたのです。僕が「何かあるんですか？」と聞くと「世の中にはそこら中に霊がいるの。それ自体は普通のことで悪いことじゃないんだけど、鏡に関しては置く位置を考えたほうが良い。あそこに鏡があると、霊が集まってきちゃうわ」と教えてくれました。最初にご案内した席は横がシャンプーブースになっている席で、水と鏡の関係が良くないらしいのです。

霊を信じていない僕は適当に話を流していたのですが、その女性が突然「あっ！」と言うと、そのセット面の鏡の端がピシっという音をたてて割れました。今までそんな現象は起きなかったのになぜ突然？と思いましたが、その人は「きっと私がきたからね。霊を呼んでしまったのかもしれない。一応除霊するわ」と言い、儀式のようなことをしてくれました。

鏡が割れてしまったのをきっかけに、オーナーに話して鏡の位置を変えることに。その方は今でもお店にきてくれていて、お店の守り神のような存在になっています。

お客さまからいただいた海外土産。レジ横に飾っておいたはずなのに…！ （27歳／女性）

ある日、海外旅行されたお客さまがお土産を買ってきてくれました。何か形に残るものが良いとお願いしていて、商売繁盛の神様らしい人形の置物をいただいたんです。なんとなく縁起が良いものだと思い、レジの横に飾ることに。すると次の日レジ周りを掃除していると、置いたはずのお土産がないことに気がつきました。不思議に思い、「誰か動かした？」と聞くも誰も触っていないと言うんです。探してみると、なぜかそのお土産がセット面の椅子のところに…。

きっと誰かが珍しがって、営業後に見てそのまま椅子に置いて帰ってしまったんだろうと思いました。ところが翌日もレジの横に置いてあった置物がなくなっていて、探すと今度はお店のトイレの手洗い場のところに…。さすがにスタッフが動かしたんだと思い「これは誰かやったでしょ！」と問い詰めても、みんなは「誰も触ってないですよ！」と笑うばかり。ちょっと怖くなっていました。

そしてその日の帰り、レジの横にお土産を置いたことをみんなで確認したうえで、戸締りをして帰りました。しかし翌日、レジの横に置いたお土産はなくなっていました。さらに、今度はどこを探してもそのお土産が見つからなかったんです。それからそのお土産は出てきておらず、特に異変などもありません。あれは何

＞偶然の一致とは思えない…！ フロア中の電気が消えたサロンの謎…