人気美容師10人の「自分に贈りたい〇〇賞」とは? 2021年の振り返り&2022年の抱負アンケート ─前編─
punel代表/佐藤 真那人(さとう まなと)さんの今年を振り返って自分に贈りたい賞
─その賞を選んだ理由を教えてください。
今年の夏にpunelをオープンするため、数多くの未知の出来事と遭遇したこの1年。それはまるで冒険の日々だったので、この賞にしました!
独立するまでの12年間で都内5店舗での勤務を経験していたこともあり、人生経験はしっかり積んだつもりでいました。しかし、いざ独立となるとまったく予想もしない出来事の連続。店舗物件は競合に敗れて取得できなかったり、内装業者に工事途中で逃げられてしまい、未完成のまま保健所の検査の日を迎えたりと大変でした。「もうダメかもしれない…」と何度も思いましたが、わずかな奇跡を信じて、全員で奮起し乗り越えました。現在、原宿エリアの5席以下のサロンの売上ランキングにも入るようなお店に成長することができ、そんな達成感を味わえたことで、スタッフみんなの絆が深まったと思います。そのドタバタも今となってはいい思い出です。
険しい道のりでしたが、仲間と協力し、未知の出来事を突破したこの1年はまさに大冒険だと思います。真夏の暑い時期のオープンで大変でしたが、仲間と苦楽を共にしたかけがえのない経験になったので、自分と仲間に「真夏の大冒険賞」を贈りたいです。夏以外共通点はないのですが、東京五輪のスケートボードで金メダルを獲得したアスリートの流行語にあやかって、いい1年だったと振り返りたいと思います!
左) オープン前日までスタッフみんなで準備に奮闘する様子 右)無事に迎えたオープン当日のみなさん
─2021年はどのような年でしたか?
執念の1年でした。punelオープンまで本当に大変でしたが、諦めずに気持ちを強く持てました。また、オープンしてすぐに業界のお仕事も数多くいただけるようになったので、驚きもありつつ、うれしかったですね。苦労した分、喜びが大きかったので、関わる人々に心から感謝して仕事ができたと思います。
─2022年への抱負や意気込みを教えてください。
2022年は、さらなる飛躍を目指すために、しっかりと足場を固める1年にしたいですね。具体的にはスタッフの技術力向上とサロンブランディングに力を入れていきたいと思います。2021年は本当に大変でしたが、この気持ちを忘れずに次へと進みたいです!
punelスタッフのみなさんと佐藤さん
punel
代表/佐藤 真那人(さとう まなと)
岩手県出身。都内5店舗を経て、フリーランスの美容師として活動。ブリーチワークを駆使した色鮮やかなハイトーンカラーの提案によって、インスタグラムで注目を集める。またpunelの共同代表の齋藤剛氏と共に業界最大級の会員数を誇るオンラインサロン「SKILLS」を主宰。2021年5月12日、東京・原宿にpunelをオープン。
後編は、
SHEA.代表/坂狩 トモタカ(さかがり ともたか)さん
hair salon Gallica代表/中村 飛鳥(なかむら あすか)さん
REDEAL代表/中村 雄樹(なかむら ゆうき)さん
NNN代表/NOBU(のぶ)さん
AFLOAT代表/宮村 浩気(みやむら ひろき)さん
が登場します!
(取材・文/QJナビDAILY編集部)