人気美容師10人の「自分に贈りたい〇〇賞」とは? 2021年の振り返り&2022年の抱負アンケート ─前編─
QUQU代表/浦 さやか(うら さやか)さんの今年を振り返って自分に贈りたい賞
─その賞を選んだ理由を教えてください。
2021年は、とにかく作品を作りました。これまではヘアデザインよりも全体的な世界観を重視した作品を多く作ってきましたが、今年はより髪に向き合った作品作りをしようと決めていました。さらにここ数年、コンテストに審査する立場としての参加が多かったのですが、私自身はそういう場で評価された経験がないことにコンプレックスを持っていたんです。だからこそ、ヘアデザインのコンテストにも挑戦しました。私が挑戦して結果を出す姿を見て、サロンスタッフにも挑戦する楽しさを伝えられたらという思いもありました。結果を残すことができたのでよかったです。
それ以外にも、去年から始めたオリジナルヘアアクセのブランド「U/P」の商品を毎月、作りました。休日はだいたいこの制作にあてていましたね。このブランドは、もともとうちのサロンにきてくださっているお客さまに似合いそうなものをイメージして作っていたので、実際にお客さまが気に入って使ってくれている姿を見られてうれしかったです。次回来店までの間に髪が伸びたり、色が落ちたりしても、お客さまが私のヘアアクセでアレンジを楽しんでくれることもよかった点です。とにかく作ったなと思う1年でした。
DA-PHOTO WORKS 2021 AVANT-GARDE部門 ファイナリストに選ばれた作品「ミライミンゾク」
─2021年はどのような年でしたか?
QUQUがオープンして1年目はニューサロンの勢いもあり、あっという間に駆け抜けました。そして、2年目となる2021年は「ちゃんと進化できているかな…」と常に自分自身に問い続ける1年でした。2年目以降も、同じようによく話題に上がったり、お客さまやスタッフをワクワクさせ続けたりするためには、どうすればいいのかを考え続けていました。そんな中スタッフのみんなは、練習や日々のサロンワークを頑張ってくれていたので、今後も、そのモチベーションを保ち続けられるような目標や楽しみを一緒に見つけていけるようにしたいですね。
─2022年への抱負や意気込みを教えてください。
来年はQUQUスタート時に1年目だった子たちが、スタイリストデビューします。その子たちが美容師をより楽しめるように、頑張りやすい環境と空気を作っていきたいと思います!
また、ヘアアクセブランド「U/P」のデザインの幅も広げていきたいですし、さらに何か新しいことに挑戦したいです!
浦さんが手掛けるヘアアクセサリーブランド「U/P」
QUQU
代表/浦 さやか(うら さやか)
1979年9月11日生まれ。長崎県出身。ずば抜けたセンスと独自の感性で、他にはない新しいデザインを発信し続けている。サロンワークを中心として一般誌や業界誌の撮影、さらには全国各地での講習活動や商品開発にもたずさわるなど、幅広い分野で活躍中。2020年4月内田聡一郎氏と『QUQU』をオープン。
>覚悟を持ってサロンワークに注ぎ込んだ1年。SCREEN 神谷 翼さんが自分に贈りたい賞とは?