転職エージェントが解決! 美容師転職の悩み
転職したいけれど自分ひとりでは不安…。そんな方にオススメなのが、サロン探しや、体験入店の手配、面接での対応の仕方などをサポートしてくれるプロ “転職エージェント”。
転職エージェントは、それぞれの美容師に合うサロンを紹介するために、希望や展望を聞くことと同様に、悩み・不満を把握することは非常に重要だと言います。
そんな美容師専門の転職サポートのプロ、リクエストQJエージェントの“転職コンサルタント”に、転職に悩む美容師のよくある悩みや相談ごととその解決方法を伺ってきました。あなたが悩むあれこれもこれで解消できるかも!?
やっぱりここがネック…人間関係の悩み
多くの美容師が人間関係で悩みをかかえています。抱える悩みは大小多種多様。でも本当に解決できない悩みはそれほどないそうです。よくあるパターンを聞いてみました。
パターン1:「オーナーの経営方針が合わない」
オーナーもいろいろなタイプの人がいます。クリエイティブを重視するオーナー、企業らしい文化を作るオーナー、人間関係を重視するオーナーなど、サロンによってさまざまです。そのオーナーのタイプが自分に合わないと悩んでしまうことがあります。
でもサロンはオーナーだけの考えで動いているわけではありません。やりたいことはまず自分から発信していきましょう。オーナーも自分が採用したスタッフです。意見をないがしろにしたりはそうそうしません。まず自分の「こうしたい!」を伝えることからはじめてみましょう。
パターン2:「お客さまと話しているときに別の仕事を振られた」「他の人をひいきしている」など、態度が冷たく感じたとき
これらはいろいろな状況があるのですが、どれについても言えるのは「そんなことはどこのサロンでも起こりうる」ということ。周りを気にするよりも、自分の考え方や行動を変えることで解決できます。一部のことにとらわれず、“なりたい美容師”“やりたい仕事”を目指すべきです。
教育はマッチングが命
教育についてのよくある相談は、「デビューがお店の都合などで早すぎる・遅すぎる」というデビュー時期について。そして多くの人が悩むのが練習の量や質、「練習が少ない!(もしくは手抜き)」「練習が多すぎる!(厳しすぎる)」というもの。
「たくさん練習をして上達したいのに、なかなかみてもらえない」という人がいれば、「早く帰りたいのに毎日練習づけで帰れない」という人も。これについてはよい悪いではなく、そのサロンの教育方針と、自分の希望があっているかどうかも重点ではあるものの、自分の希望をきちんと伝えてみることから始めましょう。
特に「もっと練習したい」という希望はしっかり伝えて損はありません。よくよく聞くとほとんどの人が自分から「練習みてください!」とアプローチをしていない実態が… 先輩美容師だって忙しい中、時間を割くのですから、教えてもらう方から積極的にお願いすることも重要。逆を考えたら受身なだけの人に教える気はなかなか起こりませんよね。「ここが上手くいかないんですが」と的を絞って聞くのも教えてもらいやすくなるポイントです。
個別で相談しても変えられそうにないときは自分にあった教育のサロンをみてみるのもよいかもしれません。
“集客できない”は美容師最大の悩み
「転職をしたい」という美容師の7~8割の人が持っている悩みが“集客できない”というもの。
最近では、サロンでおこなう集客はネットや雑誌への出稿がメインですが、それをしていないというところも。しかし自分のサロン以外は集客が万全かと言えばそうとは限りません。
まずは、自らモデハン・客ハンをしてみるのも手です。またリピート客を作るのは自分の努力次第。提案力、技術力、コミュニケーション、SNSなどをフルに使ってファンになってもらう努力を!
また先輩スタイリストからフリー客にはいるため、自分にはまわってこなかったりする場合は、フリー客の分担についてサロンで協議するなどしてみると入客チャンスが回ってきやすくなるかもしれません。
残ったほうがいいことも? 転職の線引き
転職にまつわるさまざまな美容師の悩みを日々聞いている“転職コンサルタント”。それぞれの状況を聞いてまずは転職したほうがいいのか、そうでないのかを見極めるそう。抱えている悩みが自分で動いてどうにかなることで、かつ今いるサロンの条件がよかったり、自分の将来の希望に添えるサロンであれば解決策を探して残ることをお勧めするそう。
本人が普通と思っていてもヒアリングをしていると非常によいサロンであることも少なくないとか。逆に、自分ではどうにもならない複数の問題がある場合、自分の将来の希望に合っていないサロンであった場合にはキャリアプランを踏まえた最良の転職を提案しています。
リクエストQJエージェントでは、転職先の雇用条件はもちろんのこと、オーナーさんがどんな考えの人なのか、どんな教育方針か、集客はどうか、サロンはどんな雰囲気なのかなど、さまざまな角度からマッチングを行うのだとか。自分は転職するべきか否か迷っているという人も一度相談してみるとよいかもしれませんね。
(取材・文/QJナビ編集部)
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