【sand横浜発!ハマフェス】地域の美容師と技術でつながる。sandスペシャリストが無料で惜しみなく伝授。カットやパーマ技術と集客テクが学べる豪華セミナー開催
横浜に限らず、全国の美容シーンをこれからもっと盛り上げていきたい
編集部:アシスタントの堀さんが担当したという、美容学校生向けのワンディングセミナーも珍しい試みですね。
堀:僕はWD+という、美容学校生とのコミュニティを運営していて、定期的に学生さんにワインディングを教えているんです。sandに隣接した系列店を会場として、美容学校生のためのワインディング指導をハマフェスで行いました。僕たち講師2人に対して、受講者は6人だったので、しっかり目の行き届いた指導ができたと思います。参加してくれた学生さんたちはものすごい熱量の持ち主で。僕自身、輝いている学生さんの表情を見るのがすごく好きで、そういうところに僕は心を動かされるんです。ワンディングセミナーで得られることはすごく大きいです。
編集部:ハマフェス実行委員長の天川さんにとって、今回のイベントを振り返って思うことはありますか?
天川:「横浜の美容シーンを盛り上げたい」という思いが発端だった企画なんですが、実際には名古屋、千葉、埼玉、東京と広範囲から足を運んでいただいた印象があります。この日のためにお休みをとって、ホテルも予約して来られた美容師さんもいたと聞いています。とても嬉しかったし、そんな熱い気持ちの美容師さんと同じ空間を共有できたことが光栄でした。
僕自身は普段からセミナー講師などもやっていますが、今回のハマフェスで初めて講師デビューするメンバーばかりなんですよね。同業者である美容師さんを前にして指導するときは、それなりの覚悟がいるし、中途半端な内容では通用しません。今回のメンバーは、自分たちが今持っているものを全て出し切る覚悟でやってくれて、成長を見せてもらいました。
田島:マッシュショートの切り方についてレクチャーさせてもらった時、自分のカットへのこだわりや、プロセスについて、言葉にして伝えきれなかったことが心残りです。カット終了後に、見てくれていた美容師さんにも感想を聞いてみたんです。僕自身はsandでカットを学んできたので、自分のカットが客観的にどんなふうに見えるのかが再確認できたことは収穫でした。例えば、前髪カットをするとき、レイヤーを入れてイングラを入れて、ラインを整えるという工程でやったんです。そういう手数を踏むことを当たり前としてやってきていましたが、人によっては違うし。カットについて語り合えることも楽しかったです。
天川:MIOの10分カットも見応えがありましたね。スタイリストデビューして8カ月なのに、あれだけたくさんの美容師さんがいる前で、カットの公開収録を行うという勇気もすごいと思いました。美容師歴の長い人だと、スピード優先で1回で決めるところを、MIOは普段のサロンワークのように慎重に切っていて。実直にチェックを重ねていく動作や、カウンセリングでの気配りなどにも本人らしさがよく出ていたと思います。偽りなく仕上げているところに、伸び代を感じますね。動画になって一般公開されるのが楽しみです。
堀のワインディングセミナーも初めて見ました。入念に会場を設備して、机の間隔や配置などにも気を配って、受講者にとってベストな環境を作っていて。参加した学生さんにとっても有意義な時間だったのではないでしょうか。
編集部:今後のハマフェスの予定は?
天川:無料でやらせてもらったセミナーですが、出演メンバー全員が自分の持てる力を出し切り、たくさんの刺激を受け、大きく成長するきっかけになりました。お互いが成長していこうという強い思いがあってこそ、実現できたイベントだと思います。受講された美容師さんとも交流ができたし、その交流の中で学ばせてもらうことも多かったです。次に開催するとなると、半年後でしょうか。今回は横浜でしたが、全国へ出張開催することも視野に入れています。楽しみにしていてください(笑)。
(文/QJナビDAILY編集部 photo/トカジショウタ)
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