女性同士だから理解できる-職種を超えて、支え合うRITZディレクターと敏腕レセプションの二人-
—お互い違う職種ですが、それぞれ、自分の立場が支えられていると感じる相手の長所はなんですか?
林「下島の完璧主義なところですね。彼女のなかでは『今日の予定を終わらせる』までが仕事ではなく、『次の日の予定まで考えて』やっと仕事が終わるんですよ。私はどちらかというと大雑把で、さばさばしているので、たまにとんでもないことを忘れたりします。今日の取材時間も下島がメールで伝えてくれたくらいです(笑)
下島は全体を見回していろんな細かいところに気がつけるんですよね。人のことにもよく気がつくし、とてもマメなのでレセプションに最適な能力を持っていると思います。私は彼女のそういう細やかさを信頼しているので、安心してフロアを任せられますし、そのおかげで自分の仕事に集中することができますね」
下島「私は神経質なんです。受付の机のうえは綺麗にしていないと気が済まないですし、ペンの入れ方ひとつでも気にしてしまいます(笑)人にそれを押し付けるということはしないのですが、一人になったとたんに直してしまうこともありますよ(笑)でも、林は私のそういう仕事のペースを理解してくれていますし、きっとこうするだろうなって予測するんですよね。だから、言葉で話さずともわかってくれていると確信があって、安心できるんです。
私は、単純に悩みを聞いてもらい、共感してもらうことを求めてはいないので、めったに他の人には相談しません。ですが、自分一人では抱えきれないような大きな悩みに直面した際は林にだけ相談します。
林と話すと不思議と元気がでてきて、安心するんですよね。私の事をちゃんと考えてくれるので、その場しのぎの解決方法ではなく先の事まで考えた意見をくれるんです。そういった精神面でのサポートに何度も助けてもらっています」