美容師は5月病じゃない!? 6月病を回避せよ!! 

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美容師が陥る“6月病”はどんなもの? 解決方法は?

 

一方、“美容師の6月病”。ゴールデンウィークのない美容師は、一般の“5月病”が6月に起こりやすいと言われています。ではその6月病に美容師がかかると、どんな症状が出てくるのでしょうか? そして、その対処法は? 美容師のキャリアカウンセリングをおこなっている“リクエストQJエージェント”に伺いました。

 

≪症状1≫
先輩スタイリストの技術や接客をみてこのサロンじゃだめだと思い込む。

あまりこだわらずに就職活動をした人に見られがちな症状です。雑誌などと比べ、自分の入ったサロンはレベルが低いのでは、などと考え出してしまいます。しかし、まだ自分に技術がないうちはレベルの高低の判別もきちんとつきません。まずは継続して訓練することが技術習得の近道なことを忘れずに。

また、この症状になる人は同級生に他のサロンの話を聞いて「そっちのほうが・・・」なんてこともありがち。自慢話は“盛って”話されるもの。あまり周りに流されすぎずにとにかく自分の腕を磨きましょう。どうしても不安なときは他のサロンにお客さまとして行ってみましょう。意外と自分のサロンのアラだけ見ていた、なんてこともありますよ。

 

≪症状2≫
理想と現実のギャップについていけず頑張れなくなる

有名店など厳しい環境に入った新卒生に起こりがちな症状です。憧れの美容室に入ってやる気満々にスタート。周りも必死で頑張る環境で、否応なくダッシュし続ける状況に。初めは気合で頑張れるものの、2カ月も経つと次第に夜中までの練習やお休みの少なさなどに耐えられなくなってしまいます。

他人は他人、自分は自分。ほんとうは何がやりたいのかもう一度見直して、自分のペースを保ちましょう。1日2日の休みぐらいで将来が左右されたりしません。「もうムリ!」と思ったら、先輩やサロンに素直に伝えて休養したり、気分転換することも必要です。

 

≪症状3≫
思っていた待遇と違っている

4月に転職、心機一転して新しいサロンで頑張り5月末に訪れる最初の給料日。確認してみたら“思っていた待遇と違っている”ということで辞めたくなる症状。社会保険がない、給与の手取りが低いなどで「辞めたい」の症状が。さらには聞いていたより休みが少ない、帰る時間が遅い、と不満が募る一方に。

就職する際にきちんと待遇の確認もしましょう。面接であまりしつこく聞くのも・・・というときは体験入店などで先輩スタッフに「実際どのくらいお休みされてますか?」などとさらっと聞けるといいかもしれません。

 

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≪症状4≫ ※スタイリストVer.
新人の指導が上手くいかず、上下の板ばさみになる

「言わないとやらない、言うと辞めてしまう」新人教育には苦労がつき物です。“悟り世代”は「特にがんばらなくても今のままで十分だから・・・」なんて思考の持ち主もいたりします。まずは自分たちとは違う生き物だと思って接してみましょう。それだけで少しは気持ちが軽くなるはず。

上手くいかないときは同僚やオーナーなどに早めに相談・報告していきましょう。話してココロを軽くするというのはどの症状にも共通する6月病回避の鉄則です。

 

≪症状5≫ ※スタイリストVer
7月になると繁忙期で辞められないから6月のうちに辞めておこう

11月あたりにも同様におとずれる症状です。本当に辞めるのならば時期としては正しいかもしれません。でも、次のサロンに行く目的が明確になっていないと、ただ単に転職癖がつくだけってことにもなりかねません。あわてて「もうやめちゃえ!」とならないようにきちんと計画を立てましょう。

 

 

6月病はどの問題も1~2カ月程度続いていくと言われていますし、それが原因で退職に繋がってしまうこともしばしば。でもちょっとしたことで回避したり、早く抜け出したりすることも可能です。周りとコミュニケーションをとる、質の良い睡眠や休養時間を確保する、食事のバランスを考える、休みの日は仕事を忘れて気分転換するなどを心がけましょう。

 

先輩や上司など周りの人が新人の様子を気遣ってあげることも非常に大切です。上手にストレスを発散できる環境をみんなで作っていけるといいですね。

 

(取材・文/QJナビ編集部)

 

  取材協力

美容師転職支援サービスサービス

リクエストQJエージェント

www.qjnavi.jp/agent/

 

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