初心を忘れず、一期一会を紡ぐ 歴史ある名門サロンで志高く、走り続ける原点 PEEK-A-BOO栗原 貴史のコトダマ
川島文夫先生の言葉「KEEP RUNNING TOWARD THE FUTURE」
「AIM HIGH」「進化は本物から生まれる。」
川島文夫先生がよく使う言葉に、「KEEP RUNNING TOWARD THE FUTURE」というものがあります。未来に向かって学びながら走り続けるという意味です。
幸いにも僕の周りには川島先生をはじめ、美容の第一線で走り続けている先輩たちがいます。自分も走り続けなくてはいけないし、走り続けることに意味があると思うのです。
PEEK-A-BOOは毎年スローガンを掲げており、「AIM HIGH」もその一つでした。スタッフ全員に「AIM HIGH」をデザインしたバッヂを配って、それを身につけていたんです。たまたまそのバッヂをつけて外を歩いていたら、外国人に声をかけられたことがあります。「お前は何者だ」と聞かれて「美容師です」と答えると、「このバッヂの意味をわかっているのか?兵士が戦場に行くときに、自分たちを鼓舞するために言ったりする言葉だぞ」と。なので僕も「そのくらいの気持ちで美容師をしている」と答えました。「お前はそんな気持ちで仕事をしているのか。気に入った。お前のところに髪を切りに行く」とその外国人は言いました。結局、来なかったですけれど(笑)。でも、「AIM HIGH」の言葉を胸に、仕事をしているのは本当です。
そして「進化は本物から生まれる」。新しい時代をつくるにあたって、やはり本物じゃないとその次の進化は生まれないっていう意味です。PEEK-A-BOOも自分もこれからも日々進化していくために本物を突き詰めようと常に思って過ごしています。

- プロフィール
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PEEK-A-BOO 銀座並木通り
アートディレクター/店長
栗原 貴史
1982年生まれ、静岡県出身。高校卒業後に上京し、国際文化理容美容専門学校を卒業後『PEEK-A-BOO』に入社。サロンワークを中心に撮影やセミナー講師として幅広く活躍。2016年、NEWoMan新宿店店長としてオープニングから率いる。2020年、アートディレクターに就任。ヘアコンテスト受賞歴多数。インスタのフォロワー数10.7万人。
Instagram:@kuri0804
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)
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