ii+U代表長谷川壮のコトダマ「指名売上100万円もいってないのにアシスタントを使っているってことでよろしいでしょうか？」ストイックなイケメン社長を育てた言葉たち
壮さんは有名美容師になると信じてる
今はInstagramのフォロワーは12万人以上ですが、2年半前はまだ7000人程度でした。サロンを立ち上た頃は、僕自身まだ手探りで、ポテンシャルを活かしきれていなかったと思います。
ミーティングでは、集客の課題について話し合っていました。共同代表の植原は普段静かなタイプですが、「俺は本気でやれば、壮さんは有名美容師になると信じてる。まだ本気出してないよね」と言われたんですよ。植原は僕より4歳年上で、美容師としては技術も理論も非常に優れた先輩。彼の言葉には、重みがありました。
振り返ると、僕がSNSで投稿すると反応は悪くないものの、3週間も投稿しないことが普通になっていたんですよね。毎日本気でSNSに取り組むことを決めました。休みの日は撮影にあて、1カ月間まったく休まず働いたことも。自分の強みである「接客」と「ヘアアレンジ」を掛け合わせたコンテンツを作り、発信することで徐々に成果が出てきたんですよ。
1年後にはフォロワー数が3.3万人に、2年目には11.9万人にまで増えました。同時にYouTubeも始め、こちらも5万人の登録者を獲得。そして、最近ではTikTokにも挑戦し、1万人以上のフォロワーを抱えています。
正直、植原の言葉がなければ、ここまで成長できなかったと思います。「自分を信じてくれる人がいること」がどれだけ大切かを学ぶことができました。
- プロフィール
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長谷川 壮（はせがわそう）
『ii+U』代表
埼玉県出身。高校在学中から俳優志望だったが、髪のスタイリングが好きだったことから美容師になることを決意。20歳で日本美容専門学校に入学し、卒業後は都内の地域密着型サロン勤務を経て有名店に転職。新店舗の立ち上げや店長などの要職を経験し、2022年植原健太氏と共に『ii+U』を銀座で立ち上げる。2024年3月、同ビル内に2店舗目をオープン。生涯顧客をめざしてスタッフ全員が心を込めた接客に注力しており、揺るぎないファンを獲得している。
Instagaram：@sosohase
（文／外山武史 撮影／菊池麻美）
