「お前、何のために東京に来た?」「3カ月後に辞めろ」 くすぶっていたカラーのカリスマを奮い立たせた言葉 ALLZ代表SHOKIのコトダマ
「3カ月後に辞めろ」先輩の言葉が僕を本気にさせた
前職のSHACHUでデビューを目前に控えた頃、僕はくすぶっていました。やる気はあったんですが、実力が伴っていない。そんな自覚がありました。あるとき、前職の先輩であり、今はONYXという美容室の代表をしているKOUSEIさんに、「お前、3カ月後に辞めろ」と言われたんです。KOUSEIさんはやさしい先輩で、厳しい言葉はめったに使わないタイプなのですが、よほど見かねてのことだったんでしょうね。KOUSEIさんから、紙とペンを渡されて「3カ月で達成したい目標を3つ書け。絶対に無理と思うレベルの目標にしろ」と言われました。
当時の僕の売上は10万円程度、フォロワーは3000人ほどしかいなかったのに、「売上100万円、カットモデル100人、フォロワー1万人」など達成困難な目標を書きました。それからの3カ月間は、モデルに練習にSNSにと毎日朝5時まで働き、限界まで挑戦したんです。そうしたらなんとかなるもので、結果として、全ての目標を達成することができたんですよ。もしKOUSEIさんがあの時、奮い立たせてくれなかったら、今の僕はいなかったでしょうね。
「口に出したことは必ず実現しよう」業界を超えた仲間との誓い
僕の同級生には、各業界で活躍している友人がたくさんいます。きっかけは飲み屋での紹介でした。たとえば、元ナイキのPRで現VERDYのPRを担当しているプロデューサーや、音楽業界やアスリートのマネジメントなど、様々な分野で努力している仲間たちがいるんですよ。
僕たちは最初に出会ったころは、何者でもありませんでした。けれど、「お互いに知名度を上げて結果を残せば、日本をより良くすることができる」と話してきたんですよね。
出会ってから5年が経ち、それぞれの業界でどんどん成果を上げているのを見ると、あの頃の言葉が現実になってきていると感じます。
僕たちは「有言実行」が大事だといつも話しています。口に出すことで自分に自己暗示をかけ、「絶対にやり遂げる」という覚悟を持つことができる。「宮下パークでファッションショーをやろう」と話したときも、すぐに実現しました。僕たちはいつも「やろう」と言ったことをどんどん形にしています。
言葉にすることで責任が生まれ、それを守らなければカッコ悪い。だからこそ、僕は思ったことをすぐに言葉にするようにしています。ビッグマウスではなく、実現するための宣言として言葉にするんです。
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