「大阪の有名なヘアメイクって誰?」次世代カリスマ美容師を生み出した言葉 ONYX KOUSEIのコトダマ

「大阪で有名なヘアメイクって誰?」東京へと心動く

 

 

美容専門学校を卒業後は、大阪の美容室で働いていました。そのころ関西コレクションなどの仕事に携わる機会があって、有名なヘアメイクさんのアシスタントに入ったことがあります。僕がついていたヘアメイクさんと移動しているときに、「君は将来どうしたいの?」と聞かれました。僕は「有名になりたいです」と素直に答えたんですよね。すると、「東京と大阪、どっちで有名になりたい?」と聞かれたんです。あんまり深く考えていなかったので、「大阪で有名になりたいです」と言うと、「大阪で有名なヘアメイクって誰?」と聞かれたんですよね。

 

僕が未熟だったからというのもあるんですけれど、全く名前が思い浮かばず、数十秒くらい沈黙してしまいました。すると、ヘアメイクさんが「そういうことだよ」と言ったんです。その頃まだ有名な美容師さんは東京に集中してました。大阪で有名になった人も結局は東京に行っているし、雑誌の仕事や芸能人のヘアメイクの仕事も東京のほうが多い。本気で考えていたら東京という答えが出ていたはず…。なんとなく有名になりたいと思っていたものの、具体的にどうしていくのか考えていなかったことに気づかされたんですよね。上京することを強く意識することになった一言でした。

 

SHACHU代表からの猛プッシュ「絶対に東京で働いたほうがいい。部屋も探してあげる」

 

 

僕が大阪で働くか、東京で働くか迷っていたころ、お客さんとして大阪から渋谷のSHACHUに行ったことがあります。その当時は、Instagramをしている美容師も少なかったこともあり、SHACHUの代表、みやちのりよしさんのアカウントは業界トップクラスのフォロワーがいたんですよね。もちろん、カラーもキレイ。僕はそれを見て勉強していたんですが、「直接自分の髪をやってもらいながら話を聞いた方が早くね?」と思って、予約を入れたんですよ。

 

わざわざSHACHUでカラーをしにいったら周りの仲間に話すネタにもなるかなと、ノリで予約した部分もありました。実は予約の日が近づいてくると、新幹線代も時間もかかるし、面倒くさくなってテンションが下がっていたんですけれど(笑)。

 

 

でも、実際にSHACHUでみやちさんに会うと、めちゃくちゃフィーリングがあったんです。目をキラキラさせて話を聞いていたら、みやちさんから「東京においでよ。住む部屋も探してあげるから」と。

 

正直にいって、大阪で働いた美容室ではスタイリストデビュー目前だったし、そこまで東京に対して強い思い入れはなかったんですよね。けれども、みやちさんの言葉で心を揺さぶられました。LINEも交換して、いつでも連絡できる状態で、大阪に帰ることに。

 

帰りの新幹線で思いを巡らせているうちに、なんか吹っ切れまして。東京に行くことを決めました。次の日には勤めていた美容室の社長に「辞めます。東京に行きたいです」と言っていましたね。あのとき、SHACHUを予約していなかったら、今僕は東京にいなかったと思います。

 

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