ただ生意気なだけの男を、唯一無二の美容師に変えた言葉 OCEAN TOKYO WHITE七五三掛 慎二のコトダマ

「美容師は永遠の2番手だ」黒子の役割に目覚めた一言

 

 

美容師になって1年目のころの話です。僕はすぐに調子に乗る性格で、それがモロに表に出てしまうんですよね。アシスタントなのに偉そうにしているから、先輩たちも扱いづらかったんだと思います。ほぼ干されているような状態でした。

 

当時は、CHOKiCHOKiなどの雑誌で、カリスマ美容師がもてはやされていたし、美容師ってキラキラしているものだと思っていたんですよね。自分もオシャレを頑張って、目立ってナンボだと思っていました。周りにいた先輩美容師も、スター揃いだったんですよね。バリバリ売り上げて、目立っている美容師が一番すごいに違いないと思い、自分もそこを目指していました。全然、謙虚さもなく、実力も伴っていないのに。

 

 

オーナーは多分、そんな僕を見かねたんでしょうね。「美容師は永遠の2番手だ。自分が1番になる仕事じゃない。それができないならやめたほうがいい」と言ったんです。

 

その言葉を聞いてあらためて考えると、確かに先輩たちもお客さまをカッコよくするために誰よりも考えて、結果を出してきた人たち。自分じゃなくて、お客さまを輝かせていることに気づいたんですよね。キラキラして見えた先輩たちは、「究極の2番手」だったんです。

 

「究極の2番手ってかっこいいな」と思ったその瞬間から、僕の仕事ぶりも変わっていったと思います。

 

 

>「思いやりとこだわりが1:1」人生がうまくいく秘訣

 

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