アニメ×ヘアのパイオニア Wille志賀尚之の心に火をつけた珠玉のコトダマ6連発

「『任務は遂行する』『部下も守る』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな」

 

 

サロンの代表になると人から何も言われなくなるし、むしろ後輩を導く立場になります。壁にぶち当たったとき、アドバイスをくれる人も少なくなる。だからこそ僕は、漫画に救われることが多いです。

 

たとえば、『ジョジョの奇妙な冒険(集英社)』第5部に出てくる、ブチャラティさんの「『任務は遂行する』『部下も守る』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな」というセリフ。これがめちゃ刺さりました。「ちゃんとやる」っていうところがマジでしびれるんですよ。

 

「大変だ」って弱音を吐くんじゃなくて、ちゃんとやることを言葉にして有言実行する。その強さに憧れるし、自分もそうありたいと思います。

 

僕がちょっとしんどいなという時も、絶対に表に出さないのは、このセリフがいつも心の中にあるからです。

 

「人生ってなんとも無理な場面からなんとかするから なんとかなる」

 

 

僕は中学校くらいのころからつんく♂さんの歌詞にめちゃくちゃ影響を受けています。人生のほとんどをつんく♂さんから学んだと言ってもいいくらいです。

 

どの曲もいいんですけれど、僕が思う大名曲に、モーニング娘。の「人生Blues」があります。これがマジでヤバい。

 

一番好きな歌詞は「人生ってなんとも無理な場面からなんとかするから なんとかなる」。もうホント、この言葉通りじゃないですか? ここ数年で1番ブッ刺さった歌詞ですね。

 

これまで生きてきた中で、モデルさんが呼べないとか、売上が上がらないとか、何度もいろんな壁にぶち当たってきましたけど、なんとかしようとした自分がいたからなんとかなった。なんとも無理な場面で行動を起こさなかったら、闇落ちするだけですよね。行動すれば、成功でも失敗でもなにかしらの結果が出て、次にやるべきことも見えてくる。

 

なんとかするから、なんとかなるんですよ。

 

「人生ってどうでも良いような場面からヒント掴むから 上に立つ」

 

 

もう一つ、「人生Blues」の歌詞に「人生ってどうでも良いような場面からヒント掴むから 上に立つ」という、僕の人生の指針となった言葉があります。

 

何か新しいことをしたいとき、右へ倣えで誰かの真似をしていたら無難で楽なんだけれど、結局人の上に立つことはできない。これって真理だと思うんですよね。

 

 

たとえば、僕はアニメや2.5次元を絡めて打ち出したとき、まわりにいませんでしたから。それでも、普段から触れているアニメや2.5次元から何かヒントをつかめないかなと思って行動し続けたから今があるわけで。

 

あらためて「人生Blues」の歌詞の中には、僕の人生がたくさん詰まっているなぁと思います!

 

プロフィール
Wille /志賀尚之

神奈川県出身。住田美容専門学校卒。都内1店舗を経て、2015年4月に「Wille」を設立。アニメのキャラクターをモチーフにしたカラフルなカラーデザイン「2.5Dカラー」がSNSで好評。アニメファンから多数の支持を得る美容師。アニメと美容室を掛け合わせた新しい試みを展開している。
Instagram:shiga_man

 

(文/外山武史 撮影/松林真幸)

 

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