「どうせやるなら日本一、いやアジアNo. 1でしょ!」 器用貧乏だったGOALD佐藤拓弥をメンズパーマ日本代表に変えた言葉。

「どうせやるなら日本一、いやアジアNo. 1でしょ!」

 

 

「日本一」「アジアNo. 1」というのはGOALD代表の中村トメ吉がよく口にする言葉です。自分に足りない部分はまさにここにあるなと思っていました。「やるからには一番を目指す」というモチベーションを持ったことがなかったんです。でも、GOALDは本気でてっぺんを狙っているサロンだし、自分がパーマで日本一、アジアNo. 1を目指すことだって夢物語じゃない。これまで目指すところの高さが低すぎたんだと思いました。

 

振り返ると、僕が中村と一緒に働くために送ったDMには「日本一になりたいです」という言葉が入っていました。それは本心だったけれど、その当時は「まだ先の話かな」と思っていたんです。でも、中村の「どうせやるなら日本一、いやアジアNo. 1でしょ!」という言葉を聞いて、実際に狙えると信じられるようになりました。日本一の男が言うなら、間違いないと。

 

 

GOALDの店長からプロデューサーに昇格し、パーマでNo.1をとるために、より大きなアクションを起こせるようになります。ちょうど今、自分たちでパーマ剤をつくっているところです。これまでも僕はパーマの技術を他サロンに教える機会がありました。僕はいくつものパーマ剤を調合して使っているのですが、取引のないメーカーさんのパーマ剤を入手できないサロンもあります。もしも違うやり方をして失敗したら、お客さまが気の毒です。

 

「じゃあもっと拓弥のやり方を世の中に広めていこうよ」と中村に提案されたことが、オリジナルのパーマ剤をつくることになったきっかけです。僕一人だったら、自分でパーマ剤をつくって世の中にシェアするという発想に至らなかったし、サロンワークとSNSだけでは限界があったでしょう。

 

でも、GOALDならオリジナルのパーマ剤をつくって、たくさんの人に届けることができる。地方の美容師さんにメンズパーマが得意な人が増えれば、男の人がどんどんカッコよくなる。僕一人にできることには限界があるけれど、薬剤と技術があれば日本全国に広がります。これからオフラインセミナーを開催し、オンラインサロンをつくって、そこから薬剤と技術をどんどん提供していく予定です。

 

 

僕の知名度はまだまだですし、日本一と胸を張れるレベルではないと思っています。まさに今が頑張りどきかなと。昔の僕が持っていなかった情熱を胸に、まずは日本一の頂を目指します。

 

 

 

GOALD 渋谷

プロデューサー

佐藤 拓弥(さとう たくや)

宮崎県出身。ベルエポック美容専門学校卒業。新卒で都内有名店へ入社。幹部のメインアシスタントとして腕を磨き25歳でスタイリストデビュー。カットのみで束感の出るヘアスタイルやダメージレスパーマを得意とし、再現性・持続性の高さから男性客から絶大な人気を誇る。GOALD 渋谷のオープニングに参画。圧倒的なパーマ技術を有するメンズパーマの匠として知られており、全国の美容師からの講習依頼が殺到している。

 

(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)

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