「なんのために東京に出てきたの?」就活に迷ったとき先生からもらったコトダマ ALBUM銀座店 金内柊真さん

 

 

第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。今回は次世代ルーキーとして注目を集め、デビュー1か月でALBUM銀座店の副店長に就任した金内柊真(かねうち とうま)さん。美容専門学校時代や苦労したデビューチェックの際にかけられたコトダマを聞きました。就職活動で悩んでいる美容学生さんや修行中の美容師さんにぜひ読んでいただきたいインタビューです。

 


 

「どうせ無理だって」

 

 

美容師に対する一般的な印象って、修行時代は給料が低くて、拘束時間も長い、大変そう、というイメージがあるからか、僕の母親からも最初はやんわり反対されました。「あなたにはどうせ無理だって」と。

 

母はシングルマザーとして僕を育てていたので、お金を稼いで生活していくことの大変さは人一倍感じていたんだと、社会に出て5年たった今ではよくわかります。だから、当初は「薬剤師になりなさい」とか言われていたんですよ。でも、大学の薬学部で6年間も勉強するのは当時のモチベーションでは絶対に無理だと思ったし、やりたい仕事でもない。

人生のうちで働く時間というのは長いですから、仕事は自分が好きなこと、得意なことを活かせることにしたい。美容師は国家資格ですし、人間の髪が伸びなくなるか、みんながおしゃれに関心がなくなるかしない限りはなくならない仕事ですし、そんなことはまずない。

 

 

それまでは、どんな小さな決断をするにも母親からの言葉の影響は大きくて、「やっぱり母親の言っていることが正しかった」と思うことが多かったのですが、こればっかりは自分の人生。人生の選択肢は選んだあとの行動で変わると思ったので、「絶対にすぐ辞めないし、成功してやる」という気持ちで美容師になりました。

 

>>「なんのために東京に出てきたの?」

 

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