新卒入社4カ月目にスタイリストデビューしたYouTuberの背中を押した言葉 フリーランス美容師SHOHEIさん
第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。今回はYouTubeチャンネル登録者数22万5000人超の美容師YouTuber「SHOHEI」さんの心にいつもあるコトダマを聞きました。美容専門学校生さんやアシスタントさんにぜひ読んでいただきたいインタビューです!
「平常心」
早稲田美容専門学校時代、僕のクラスの担当だった浅野先生の授業では、開始前に発声練習をしていました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など、美容室でよく交わされる挨拶を繰り返して練習するのですが、その言葉の中の一つに「平常心」があったんですよ。どうして「平常心」を唱えるのかというと、国家試験や接客で緊張する場面では、冷静沈着な自分でいることが大切だからです。
例えば、美容師になって初めてお客さまのシャンプーをしたとき、デビュー後に初めて入客したとき、YouTubeを見てくださった新規のお客さまがいらしたとき…などなど緊張する場面で、僕の頭の中に思い浮かぶのは「平常心」という三文字。緊張が収まるまで心の中で「平常心、平常心、平常心…」唱え続けるんです。
昔と比べれば、緊張してしまう場面は減ってきてはいます。でも、YouTubeの動画を見て、お客さまとしてきてくださる方は、僕に期待してくれているわけですから、絶対に裏切りたくない。この気持ちはずっと変わりません。とはいえ、期待を裏切らないために変に気負うのもよくないので、そういうときもやはり「平常心」という言葉が、僕を落ち着かせてくれます。
美容専門学校の2年生のみなさんは、これから国家試験に挑むところですよね。(取材日は2021年2月)Instagramにも「美容学生にエールを送ってください」というメッセージをもらっていたので、僕からは「平常心」という言葉を送りました。やることをやってきたのなら、あとは平常心で臨めばきっと大丈夫です!
>「やるか、やらないか」ではなく「やるか、やるか」でもなく「やれ!」