美容師のコトダマ 壁にぶつかったとき不安を消してくれる言葉「笑っていれば大丈夫」 ABBEY2 久保梨沙さん

「そのままの自分でいいから。笑っていれば大丈夫だから」

 

 

ABBEYに入ってからは、取締役の中村章浩のそばで仕事をしている期間が長いです。スタイリストとしてデビューしたとき、店長になったときなど、キャリアアップするたびに「私にできるのかな」と不安になっていました。

 

そんなとき中村が「そのままの自分でいいから。笑っていれば大丈夫だから」と言ってくれたんです。

 

私が自然体で楽しく働くことができているのは、中村の言葉のおかげと言えるかもしれません。

 

 

普段穏やかで優しいからこそ、中村の厳しい一言も胸に残っています。中村に叱られたのはここ10年で1度だけ。しかも、私が取り返しのつかないようなミスをしたときのみです。

 

朝の情報番組に中村が担当しているアーティストが出演するとき、あろうことか私が寝坊…。しかも、ヘアメイクに使う荷物は全部私の家に置いてあったので、私が現場に行かないことには仕事ができません。結局、別のスタッフが私の家まで荷物を取りにきて、そのまま大急ぎで現場に向かいました。

 

自分がとんでもないことをしでかしたことに気づき、怖くてずっと泣いていました。中村からの電話で「俺たちは一流の仕事をしてるんだ! 中途半端なことはするな!」とめちゃくちゃ叱られたことが忘れられません。

 

 

もう2度と中村のアシスタントができないかもしれない…。どうしても謝りたくて何回も電話したけれど出てもらえず…。「もう終わったな」と思ったんですが、その翌週くらいにまた「また撮影があるから来てくれ」とサラッと言ってくれたんです。その後、アーティストの皆さんにも謝罪し、反省して、再び撮影のアシスタントにつくことができました。

 

それ以降、中村に叱られたことはありません。そもそも中村は、私がミスをしたときも「俺の説明が悪かった」と言うタイプ。一生懸命やっている人に対しては絶対に怒ったりしない。だからこそ「しっかりしなきゃ」って思うんですよね。

 

>「梨沙が盗る側じゃなくて盗られる側の人でよかったよ」

 

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