美容師のコトダマ “臨機応変を捨てた” “早さは優しさ” 豹柄美容師を動かした恩師の言葉たち air-GINZAスタイリスト 中村有佑さん

「早い仕事は優しさを生む」airグループ副社長の言葉

 

 

以前はキャパオーバーになってしまい、お客さまを待たせてしまうこともありました。そんな忙しい日の営業後、たしか飲みの場だったと思うのですが、副社長の髙田幸二が「早い仕事は優しさを生む」と言ったんです。その言葉がすごく心に残っていて。

 

仕事が早いと時間に余裕が生まれて、お客さまにしっかり寄り添うことができます。お客さまと楽しく会話することもできるし、スタッフの動きを見る余裕も生まれ、それが優しさにもつながると思うんですよね。ゆっくり丁寧にやる仕事を否定するわけではありませんが、僕らのような大型サロンでそれをやるのはエゴでしかないと思っていて。もちろん、人それぞれ感覚は違うと思います。

 

 

仕事が早い人は、クオリティも高いし、売上も高いです。時間に余裕が生まれる分、質を追求できるからだと思います。それに、スピードを上げる工夫や努力が、その人の実力を押し上げるんじゃないでしょうか。

 

これまでいろいろな美容師さんの仕事を見てきて、仕事が遅い人はピリピリしているケースが多いなって感じています。仕事を早くするためには、お客さまを迎える準備が必要だし、施術の時間、放置の時間なども計算して流れをつくる必要があります。これもお客さまやスタッフに負担をかけないための優しさだと思うんですよ。

 

ときどき朝礼で僕が副社長の言葉を借りて、「早い仕事は優しさを生む」とみんなに言うこともあります。みんなでしっかりと準備してお客さまをお迎えしたいからです。

 

>「アンタなんかに紹介できる美容室あらへんわ!」京都の恩師の言葉

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング