悪意や恨み、策略の数々…。現役美容師が体験した「人こわエピソード」10選!

 

そこまでする!? 同僚の評判を落とそうと画策するスタイリストの執念(36歳/男性)

 

うちの店は歩合制なので、フリーのお客さまの場合、予約が入った順番で平等にスタイリストに割り振られるシステムになっています。ところがスタイリスト間の仲が悪く、度々入客システムで揉めていました。

 

ある日1人のスタイリストが意図的に接客時間を長くして、後ろの予約をどんどん後手にまわすようになりました。初めは難しいオーダーでもされたのかと思っていたけれど、自分の順番がくる直前に切り直しを始めたり、世間話を必要以上にしたりして、誰が見ても「意図的に時間をかけてる?」と思うような仕事っぷりでした。

 

そして、そのスタイリストにフリーのお客さまの予約時間が迫ってきたとき、「まだ前のお客さまが終わらないから入客できない、他のスタイリストに飛ばして回して!」と言って、他のスタイリストが入客するように仕向けました。そのとき私は見てしまったんです。そのスタイリストがニヤリと笑う姿を…。どうやら嫌いなスタイリストにフリーのお客さまの施術を詰め込むことでそのスタイリスト指名の     お客さまを待たせて失客させようという目的だったようです。

 

 

自分はしっかり時間をかけて少ない人数を丁寧にこなし、他のスタイリストの予約を詰め詰めにして、バタバタと施術をさせることで評判を悪くさせようとするなんて、すごいことを考えるなぁと思ってしまいました。

 

 

天然か腹黒か? 身勝手な正義を振りかざす美容師(30歳/女性)

 

美容室ではお客さまの愚痴を聞くシーンがたくさんあります。あるお客さまが「あの人さぁ、自分の子どものことしか考えてなくて、他の子どものこと悪く言ったりするから嫌なんだよねぇ」とママ友の悪口を言っていました。しかし、その悪口を言われている人も実はうちの店に来ているお客さまだったんです。

 

それを聞いていた腹黒スタイリストは、その悪口を言われていたお客さまが来店したとき「そういえばこの間〇〇さんが来て、こんなこと言ってましたよ? 喧嘩でもしたんですかー?」と言い出しました。

 

驚いた私は、後でそのスタイリストに「なんでそんなこと言うんですか! お客さま同士が仲悪くなっちゃうじゃないですか!」と言うと「陰口は良くないでしょ! 性格悪いよ! 私はそういうのを成敗したいの!」とか言い出したんです。正義だと思ってやっていたみたいですが、明らかに逆効果。言われたお客さまはそのママ友が来ていることを知ってから、お店に来なくなってしまいました。あのスタイリストが天然でやっているとしたら本当に恐ろしいです。

 

>こんな先輩は絶対に嫌だ! 後輩を利用して自分の株を上げる最悪の美容師に巻き込まれて…

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング