はあちゅう直伝! 美容師必見の「なりたい自分になる方法」【後編】
自分の強みは他人が認めて初めて強みになる
-美容師がなりたい自分に向かって進む中で、自分のウリを見極めるためのコツとは何だと思いますか?
やっぱり自分を人と比べることですね。自分が強みだと思っているものって、自分が思っているうちは強みではなくて、他人が認めて初めて強みと言えると思うんです。なので他の人に自分について聞いて、ちゃんと指摘してもらえるようになったらそれは強みだと思います。
独りよがりではなく、いろんな切り口で、自分の強みだと思っているものを意識的に人と比較した方がいいと思います。
-お客さまや社会から求められるには相手のニーズを知ることが重要ですが、そのニーズをよりよく知るために注意すべき点は何でしょうか?
“相手の話を真剣に聞く”。これしかないです。
いい営業マンっていうのは、相手のニーズを知っているんですよね。例えばマンションを売りたいとして、「このマンションすごくいいんですよ、駅からも近くて」ってアピールしても、実は駅から遠くて静かなマンションを探しているお客さまだったら、どんなに駅近のメリットを説いても刺さらないですよね。
でも、どういったマンションを探しているのかということと、その理由を聞いておけば、「ここは駅からも近いんですけど、防音で安心なんですよ」と、売り方を変えられる。とにかく相手がまず何を望んでいて、なぜそれを望んだのか。これをしっかり把握するのが大事かと思います。
airの木村さんは、私のソーシャルの動きを全部見てくれているんです。そうすると、「元気ないな」って気づくところから心も含めたトータルケアをしてくれたりして。まわりの人間関係で茶髪が多いって言ったら、「じゃあ、はあちゅうは暗めにもっていこう」と導いてくれたりして、そういう美容師さんだと長いお付き合いができますね。
美容師と利用客である前に、人と人だと思うので、どうやったらこの人の役に立てるだろうって常に考えられる人だと信頼関係ができるし、その関係は絶対にリピートする要素にはなりますよね。
私はサバサバしているように見えるってよく言われますが、実は優柔不断なので、髪型一つも一番似合うものを誰かに決めてほしくて。そういうのを木村さんはわかってくれるんですよね。