はあちゅう直伝! 美容師必見の「なりたい自分になる方法」【前編】
美容師のライバルは美容師だけではない
-自分を知った上で、改めてなりたい自分を設定する場合、どんなことが大切でしょうか?
“見聞を広める”ことです。せっかくなりたい自分像ができたとしても、それが今までの人生や狭い価値観の中だけからしか生まれていないものだったら、そもそもなりたい自分像のハードルが低い可能性がありますよね。だから尊敬する経営者の話や、映画、本などから教養を得て、なりたい自分像が今の自分にフィットしているか、フィットしていないなら何が悪いのかを考えるのが大事だと思います。
もしかしたら、美容師さんは、同業である美容師さんだけをライバルとして見ているかもしれません。でも美容師の目的が本当に「女性を綺麗にしたい」だったら、メイクアップアーティストや、内面からのケアを担うような美のスペシャリストの方の意見も参考にすることで、トータルで勝負できるような人材になれると思うんです。
とにかく多方面からの情報吸収を習慣にして、都度なりたい自分と照らし合わせるのがいいと思います。
-ご自身は見聞を広める方法としてどんなことをしてますか?
オンラインに関しては、Twitter、Facebook、ブログ、ニュースサイトなど常に多方から情報を得ていて、そこで得た知識を何かに活かせないかと試みています。オフラインでは、本や映画鑑賞に加えて、旅をします。私の場合は地方の講演会で国内をまわったり、お仕事で海外に行かせてもらうこともあるんですが、旅は発想の転換に役立ったり心がストレッチされますね。
最近行ったバリでは、のんびり働く現地の人のマインドを取り入れたいと思ったし、専属の運転手さんが、私たちのためにいくらでも待ってくれるのを見て、人に時間を差し出すって尊いことなんだと改めて感じました。