「酒と美容師と本音 第2弾 後編」-いよいよ最終回。美容師は見た!“先輩・後輩”の人間関係-

B「多分、美容師ってみんな同じだと思うんですけど。仕事中とか飲み会でなにをするにしても盛り上げ役が必要な場面があるんです。その役目を後輩ができなかったりすると、その上の世代の人が盛り上げ役になる場面も多くて…」

 

B「先日、営業後にスタッフ同士での飲み会があったんですけど、そのときが一番大変でした」

 

—なにがあったんですか?

 

B「その飲み会の日はタイミング悪く、かなり体調が悪くて。でも、立場的にその飲み会を盛り上げなくてはいけないっていう役割もあるし、頑張ろうとしたんですけど、はじまってからすぐに気分が悪くなり吐いてしまったんです。で、席に戻ったら戻ったで女性の先輩には絡まれるし、後輩のために盛り上げなきゃいけないし…。そのうちお腹が痛くなって下していたりと最悪な状態でした」

 

—確かにコンディションは最悪ですね。

 

B「そうなんです。でも、すぐ帰るわけにはいかないし。なんとかその日は終えることができたんですが、具合いが悪すぎて次の日に病院へ行った結果、胃腸炎だったんです」

 

—えぇ〜!? よく頑張りましたね…

 

B「中間の立場って、後輩ができないところをフォローしなきゃいけないのが大変なんですよね。飲み会の場だけでなく、営業中も同じです」

 

—一番大変な立場ですよね。

 

A「中間の立場としての話ではありませんが、先輩が事件を起こした話を思い出しました」

 

—どんな話ですか?

 

A「前の職場の話ですが、そのときはさっきの話とは逆で、女性の立場が弱い環境だったんです。でも普通に働いている環境としては、そんなに問題がなさそうに見えていたんですが…。スタッフの話をいろいろ聞くと、店長がアシスタントの女の子にセクハラをしていたらしくて」

 

 

逆らえぬ立場で抱える数多き悩み。そこから禁断のセクハラ問題話へと発展…

 

—セクハラって本当にあるんですね。すぐに発覚したんですか?

 

A「新卒の女の子が急に辞めたいと言い出したんです。そのとき、本人やスタッフそれぞれに話を聞いてみると、悪質なことをしていたのが判明しました」

 

—そこまでの話はなかなか聞いたことがありませんね。

 

A「僕も真相を確かめるために、知らないフリをして店長から聞き出そうとしたんです。ですが、店長は白を切りました。さらには『僕はその新卒の子とそんなに仲が良くなかった』と店長に話をしたら、僕がその子と仲が良くなかったせいで辞めたいんだ。と僕のせいにしていたんです。それっきり、僕は店長を信用できなくなったのでそのお店を辞めました」

 

—人間不信になりかねないですね…

 

C「そのタイプの話、僕もありました」

 

—こんな話、稀なケースだと思いましたが、Cさんもあるんですね。どういった内容なのでしょうか?

 

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強烈なセクハラ話に一同唖然…。しかしここからさらに業界の暗部が浮き彫りに。

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