「酒と美容師と本音 第2弾 前編」-一部で大好評!美容師が語る、サロン内珍事件とは…!?-
恋愛の話で美容師の素顔が垣間見えた第1弾。
第2弾はサロン内で起こった珍事件をテーマにお届けします。
毎日が忙しく、体力的にも限界…。そんなときに起きた、笑えない驚愕エピソードに耳を疑う取材班。ウソのようで本当にあった、美容師事件簿について、前回同様、同い年美容師3人にお酒を飲みながらお話を伺いました。
〈参加者〉
◆美容師A(以下A) = 28歳/店長/8年/有/原宿/4名
◆美容師B(以下B) = 28歳/アシスタント/8年/有/原宿/8名
◆美容師C(以下C) = 28歳/チーフアシスタント/8年/有/江戸川/8名
(年齢/役職/美容師歴/彼女の有無/勤務店舗地/店舗スタッフ人数)
美容師の中にはこんな人もいた…。あり得ない珍事件話が勃発
—第1弾では、恋愛トークをお伺いしましたが、第2弾はサロンの人間関係を中心に聞いていきたいと思います。早速ですが、今までの美容師生活のなかで「これはやばいでしょ…」という珍事件はあったりしました?
C「先輩がやらかした、ものすごい話があります」
—是非、聞かせてください。
C「早朝にヘアカタログの撮影があった日のことですが、仕込みをしているときに道具が足りなくなって、急遽先輩が買いに行ってくれたんです。でも、すぐ近くに道具を買える場所があったにも関わらず、なかなかその先輩が帰ってこないんですよ」
一同「うんうん」
C「それから買い出しに行った先輩の同期の人が、その先輩を探しに行ったのですが…。撮影現場から少し歩いたところに、ベンチもある広場があったんですよね。そしたら買い出しに行った先輩がそこで寝ていたらしいです(笑)」
—えぇー!
C「探しにいってくれた人は、『これはやばい!』と思って、そこで見たことは何も言わず撮影現場に戻って『見当たらないです』と報告していました」
—どうすることもできないと判断したんですね(笑)
C「はい(笑)。報告したすぐ後に、寝ていた先輩は帰ってきたんです。『携帯落として探してました…』と言い訳して、ごまかしてましたね」
—バレバレの嘘じゃないですか!
C「はい。その先輩は毎晩飲み歩く人だったので、疲れてそんなことをやってしまったようです」
—いろいろな人がいますね…。この話を一発目に話されてしまうと後が厳しいんじゃないですか?
C「それが、あともう一つあるんですよ(笑)」
A「すごいお店だな(笑)」
—期待値が上がりますよ(笑)。お願いします!
C「営業中、スタッフが一人見当たらなくなったときがあったんです。探しに行く前に一旦、スタッフみんなで話し合って居場所の予想をしたんですよ。そうしたらみんなが口を揃えて『絶対あそこだよね』っていう場所があって」
—お決まりの休憩場所があるんですか?
C「実は、トイレで隠れて休む人がたまにいるんですよ。とはいってもさすがに騒ぎになるほど長く休む人はいなかったのですが、そのときは10分以上待っても一向にトイレが開かなかったんですよね。これは確実に中にいるぞ。となって、鍵を無理矢理開けようとしたんですが、何かにひっかかってドアが開かなくて。下から覗いてみると“足だけ”が見えて。おそらくあれは寝っ転がっている状態でしたね(笑)」
—えっ!?トイレの床にですか?
C「はい。完全に床に寝ていました。その後、ドアが足にぶつかった瞬間に気づいたのか、ガッと起き上がって急に顔を洗い始めたんです(笑)。僕が『お前なにやってんだよ!』と言ったら、トイレにいたスタッフは『ずっと顔洗ってました』と言ってました。何言っているか意味がさっぱり分からなかったですよね。結局そのスタッフは、遅刻が多すぎて辞めてしまいましたが…。朝の4〜5時集合などが多かったりもするので、それが続くと朝がきついのはわかるのですが。さすがにね…」
—美容師さん、すさまじい…(汗)
B「僕も、そこまでのすごい話ではないですが、一つありますよ」
—なにがあったんですか?
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