フットサル、ハロウィン仮装にBBQ…「DIFINO」は会社イベント活性化で離職率が低下した!
イベントを通じてチームが結束し、離職率低下にもつながる
登山サークルを発足し、仲間と登る日も
-社内イベントや、サークル活動といった取り組みによって、どんなメリットがありましたか?
結束力、チームワークが生まれたと思います。みんなで何かをしようというときに、「自分はやらない」という人がいなくなっていい意味で「右向け右」ができるようになりましたし、みんながお互いのことを思いやる心も生まれました。
-具体的には、どんな目に見える成果がありましたか?
毎年MILBONが主催するフォトコンテスト「MILBON PHOTO Rebolution 」(※1)とデザインコンテスト「MILBON DA INSPIRE」(※2)に参加しているのですが、今年、DIFINOのスタイリストが入賞することができました。出場するスタッフと他のスタッフが一緒に悩み、助け、バックアップしてひとつの作品を作り上げたからだと思います。
また、離職率の低下にもつながっていると思います。やめたくなったときに支えてくれる仲間がいるというのは、大きいですよね。「このイベントまで続けてみよう」と踏ん張る理由になったりもしているのではないでしょうか。
※1飯野真樹さんが「MILBON PHOTO Rebolution 2016」のリアリティブデザイン部門フレッシュの部でデザイナー賞を受賞
※2 須藤健一さんが「MOLBON DA INSPIRE 2016」でゲストデザイン賞を受賞した
「MOLBON DA INSPIRE 2016」でゲストデザイン賞を受賞した須藤健一さん
-働く各スタッフにはどんなメリットがありますか?
個々人の新たな一面をアピールできることではないでしょうか。多少、仕事ができなくてもイベントで活躍するタイプの人っているじゃないですか。サロン内では出せなかった、そういう能力を会社にアピールできる機会になります。登山やフットサルなど、全く違う世界から刺激を受けて、新しいヘアスタイルを作り出す、というクリエイティブなメリットもあると思います。
-最後に、イベントを考えているサロンに、何かアドバイスがあるとすれば?
スタッフ全員で楽しむイベントは、スタッフの才能を見いだせたり結束力が生まれたり、サロン内の雰囲気がよくなるなどメリットが多いと思いますが“なあなあな関係”になる危険性もありあす。トップの人は、遊びの中にも上下関係の芯を一本通しておくことを意識しておくといいのではないでしょうか。
- プロフィール
-
DIFINO
青山店店長/佐野 行俊(さの ゆきとし)
美容専門学校を卒業後、町田市のサロンを経てRITZに就職。21歳でスタイリストに昇格し、予約の取れない人気スタイリストとして活躍。3年後副店長に抜擢される。2002年DIFINOのオープンに際し、入社。2011年から店長となり、強いリーダーシップでスタッフをまとめる。セミナー講師としても活動中。
(取材・文/酒井 美絵子 写真/QJナビ編集部)