ささいなミスが大事故に! 現役美容師が経験した「ちょっとした間違いが引き起こした大失敗」エピソード
あれ、バッファー剤じゃない…!? お客さまの髪にずっとかけていたものの正体とは(26歳/女性)
デジパーをかけていたときの話です。1液が終わってロッドを巻いて熱も通し、外してクルクルになった髪にいつもどおりバッファー剤をつけようと思ったのですが、いつも置いてある場所にバッファー剤が入ったスプレイヤーがありませんでした。探してみると、別の場所にそのスプレイヤーが置いてあったので取りに行って使いました。
しばらくすると、「なんか今日の薬スースーするね? 新しくなったの?」とお客さまに言われて気が付きました。同じデザインのスプレイヤーの容器に男性客の顔ふき用の制汗剤が入っていて、私は間違えてそれを使っていたのです。
デジパーの乾燥したカールをウエット状態にするまで、何プッシュも制汗剤のスプレイヤーをかけてしまったので、セット面中にミントの香りが広がり、お客さまの頭もキンキンに冷えてしまったのです。仕上がりに影響はなかったので良かったのですが、もしも仕上がりが変わってしまう薬と間違えていたらと思うと冷や汗が止まりません。
しっかり確認しなかった自分も悪いのですが、物を使った人はちゃんと元の場所に戻してほしいとミーティングで訴えました。
穴があったら入りたい…呼び間違えで恥ずかしい思いをした話(26歳/女性)
ある日、いつも来てくれている男性のお客さまを接客しているとき、なぜかそのお客さまを自分の彼氏の名前で呼んでしまいました。しかも、気が付かないまま何回も「ゆうとくん」と言っていました。
3回目にゆうとくんと言ってしまったとき、「さっきからゆうとくんって誰やねん!」とつっこまれて気が付きました。慌てて顔を真っ赤にしながら「す、す、す、すみません! うっかり彼氏の名前で呼んじゃってました!」と釈明しました。
いつも来てくれているお客さまだったので仲も良く、友だちみたいに話せたことから勘違いが発動してしまったのかもしれません。小学生が学校で先生を「お母さん」と間違えて呼んでしまう現象を思い出しました。とても恥ずかしかったです。
>指名増でも驕ること勿れ。ミスをそれっぽい言い訳でごまかしたけど…