業界一丸となって国難を乗り越えよう! 戦うヘアサロンの「エールの輪」vol.05-nanuk/whyte編-

新型コロナウィルスも乗り越えれば特別な経験になる

 

 

-この状況下で不安を感じている全国の美容師(美容学校生)さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

 

新型コロナの影響で、今は難しい時代です。それでも乗り越えてしまえば、特別な経験になると思います。そもそも、いつも同じ環境なんてありえないです。だからいい意味で、修行や鍛錬の時間だと割り切ったほうがいい。ぜひ負けずに、自分のために、サロンのために、今できることに集中してください。

 

ちなみにnanukは今後も採用を継続していく予定です。4月の時点では新しい人を採用することは考えられなかったけれど、お客さまも戻っていますし、なんといっても新しい人が入ることで、サロンがいい方向に変わっていくからです。人材採用は、新しい人を育てるきっかけになるのはもちろん、今いるスタッフに後輩ができることで人として成長するんですよね。人を採用することによる相乗効果は絶対にあるので、採用は続けていきたいのです。人が増えることで、幸せなお客さまを増やしていくことにもつながりますしね。

 

最近では、東京での就職ではなく地元での就職を希望する人が増えたと聞きます。美容師は本当にいい仕事だからどこで頑張ってもいい。それでも僕らは、東京の中心地を目指してやりたい子がまた増えることを願っています。

 

こんな時代だからこそブレずに本質を突き詰めたい

 

-2020年下半期の動きとして、どのようなことをお考えでしょうか?

 

コロナ禍でイベントごとが飛んでいますし、先の見通しは立てづらいです。だからこそ、どんな時代にもブレることのない本質を見つめていきたいですね。美容師の仕事の中心はサロンワークです。サロンワークはオンラインではできません。

 

ただし、なんとなくサロンワークを繰り返すのではなくて、お客さまに特別な瞬間を与えていきたい。ここでお客さまと濃い接点をつくり、喜んで帰ってもらうことが自分たちにとって素敵なドラマなんです。

 

それともう一つ。僕たちは、クリエイティブはサロンワークや生活の中にあるリアルなものだと考えているので、そこに集中する意味で、意識的に撮影関係を止めていた時期もあります。しかしながら、自分たちの内側にあるコアの部分を見つめてきたからこそ、今度は外に向けてメディアを通じた発信も再開していきたいと考えています。

 

 

プロフィール
nanuk
代表/津崎伸二(つざき しんじ)

東京都出身。山野美容専門学校卒業。都内2店舗を経て、佐野正人さんと共に2014年4月『nanuk(ナヌーク)』をオープン。一人ひとりのライフスタイルに合わせた幅広いスタイルを提案し、渋谷店と二子玉川店を行き来する多忙なスタイリスト。そのスタイルで業界内外から常に注目を集める。

 

>whyteからのエールの輪

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