業界一丸となって国難を乗り越えよう! 戦うヘアサロンの「エールの輪」vol.04-salon dakota/apish /JENO編-
今、目の前にいるお客さまと向き合うことこそが大事な時代
-この状況下で不安を感じている全国の美容師(美容学校生)さんに向けて、一言メッセージをお願いします。
やはり目の前にいるお客さまが全てです。お客さまに喜んでもらって、笑顔になってもらって、またきていただく。その繰り返しが、5年後、10年後につながっていくのだと思います。もちろん、今はSNSなどを活用した新規集客も大事な時代ですが、目の前にいるお客さまと向き合うことがもっと大事な時代です。自分の指先からお客さまに伝わる、世界観。ここに集中していきたいですね。
-アフターコロナを見据えて今考えていることを教えてください。
個人的には、JENOだけではなく、apish全体のデザインをより強くディレクションするアートディレクターになります。業界誌などのメディアで活躍できるスタッフを育てることが狙いです。メディアへの露出が増えれば増えるほど、サロンのネームバリューも上がりますし、リクルートをする上でも優位に立てると考えています。
また、7月末に新卒向けにZOOMを使ったオンライン採用説明会を実施しました。スタイリストがそれぞれ働き方や教育についてなど、学生のみなさんの知りたい情報を提供していくという、今までにない新しいカタチの取り組みです。
新型コロナウィルスの影響もあり、不安を抱えながらの就職活動が続いていると思うので、少しでも力になれたらと願っていますし、いい人が見つかれば積極的に採用したいと考えています。
プロフィール
apish/JENO Art Director
堀江 昌樹
apish統括Creative Directorを経て、2017年apishニューブランド『JENO』の代表に就任。
ナチュラルヘアをベースに幅のあるデザイン力で雑誌、セミナー、ヘアショーなどマルチに活動。2011, 2012, 2013, 2015 JHA ファイナリスト、2016 THA リアルデザイン部門グランプリ、2016 THA クリエイティブ部門準グランプリ、2019 THA リアルデザイン部門グランプリ、2019 JHA ノミネート、KAMI CHARISMA 東京2020「カット部門」受賞。PREPPYリアルトレンド大賞2019グランプリ。
(文/外山武史)