【速報!ワインディングコンテスト結果発表】日本全国の美容学校生が参加する技術コンテスト。主催:WD+(ワインディングプラス) 協賛:ビューティガレージ<PR>
優秀作品で審査は大混戦?コンテスト運営の裏側
――WD+では2回目のコンテストになりました。前回と比べて変化はありましたか?
WD+代表を務める堀翔太さんは、現在、美容師2年目。
堀:美容師国家試験の実技の第2課題は、ワインディングとオールウェーブセッティングのどちらかになるのですが、今年の課題はオールウェーブ。その一方で、WD+の活動や技術への思いにも共感してもらえて、日本全国の美容学校の学生さんがこぞって応募してくれたんです。WD+の周知の広がりはもちろん、ビューティガレージさんなど企業さまからイベントを後押ししていただけたことも大きかったと思います。
また前年のコンテストでは、ワインディングが国試だったことで、気軽に参加していただけていた側面もあったと思うんです。しかし今年のコンテストは、昨年と比べるとレベルが2、3段階くらい上がっていましたね。参加者全員が確実にグランプリを狙ってエントリーしているな、と感じるほど精巧に仕上がっていて、完成度が高かったです。審査する側も、襟を正す思いで、真剣に作品を見させていただきました。
――全体的なレベルアップは嬉しい限りですね。となると、審査する側はジャッジが難しいのでは?
堀:独自の審査マニュアルを作っています。センター16点、バックサイド12点、サイド6点、フロント8点、シルエット全方位16点、シンメトリー16点、1本のクオリティ16点、構成の印象10点で100点満点になります。僕たちも経験上からウィッグ作品の審査は慣れていますし、優秀な作品を評価させていただけるのは嬉しいです。
WD+のメンバー7人で審査するのですが、全員が同じ採点をすることはないものの、ほぼ同じ評価で落ち着きますね。これまでの活動を通じて、オフラインセミナーをやったり、YouTube動画でワインディングのノウハウを一緒に発信したりしながら、お互いの方針が共有できているのだと思います。そもそもワインディングは、○か×かの評価がはっきり見えやすい。多少の好みもありますが、ほぼ9割の意見は同じで、標準的に美しく作れているかが点数に直結します。加えて左右対象で、シルエットや面がキレイであること。実際の国家試験では20分という時間内で行いますが、WD+のコンテストでは、時間は関係なく、キレイに巻くことが勝負です。
WD+が出演するYouTube動画はこちら
またオンライン上で効率的にイベントを開催できることは、今の若い学生さんの思考に合っていると思うんです。合理的なルールで、大きな結果が得られるというチャンスを提供できていると自信を持っています。全国規模の大会ですし、今後の就職活動でも自己アピールになりますからね。
――とは言っても、WD+メンバーも多忙な中でコンテストを運営することも大変だったと思います。今後の活動の予定は決まっているんでしょうか?
堀:メンバーのほとんどが、美容師2年目のアシスタントなんです。スタイリストデビューに向けて最も多忙な時期なので、お互い顔を合わせる機会もなくて、コンテスト運営に関するミーティングも全てオンラインで行なっていました。ですが技術者として確立させるフェーズですので、過酷ではありましたが、学生さんに貢献できるコンテストを運営していることにやりがいを持って取り組みました。コンテストに参加した学生さんたちには「自分に正直に全力で、夢に向かって進み続けてほしい」と思っています。
今年は4月にトークライブ、8月にオフラインセミナーを予定しています。WD+の公式インスタグラムにも告知していくので、ぜひチェックしてください。