どうしてロンドンなの?GRADUATE代表ATSUTOSHIさんが語る「美容留学」の魅力
英語は? 費用は? 留学のホントのところ
-授業もテキストも英語ですよね。言葉ができなくても問題ないですか?
この日本人コースには通訳が付くので、大丈夫です。クラス7人に対して1人の通訳が付くイメージ。僕は渡英当初、全く英語ができなかったんですよ。高校3年のときに、英検4級落ちてるんです。“Can”も分からなくて、近くに住んでいた日本人に「みんなからCanなんとかって言われるんですけど、どういう意味ですか?」って聞くレベル(笑)。でも、今では英語圏のお客さまがきても普通にカウンセリングできます。半年いればみんなわりと話せるようになりますね。僕は通訳さんに全部頼るんじゃなくて、積極的に現地の人と英語で会話するようにしてました。その上で、「今こう言われてると思うんだけど、合ってますか?」って通訳さんに確認するんです。カットをしながら英語の勉強もする。それを心がけていたら話せるようになりました。通訳さんは、授業以外でも困ったことがあれば親身に教えてくださるので、安心して生活できましたよ。
サスーンアカデミーにはいろいろなコースがあるんですが、僕は日本人ならサスーンスクールシップ&サロンシップの日本人コースがベストだと思います。実は、通訳がつくという事以上に、お得な事情もあるんですよ。ロンドンには、全ての講師のさらに上に立つ「サスーンスクールシップグローバルコーディネーター&美容教育コンサルタント」の、石井曜子先生がいるんです。その曜子先生がこのコースだけ様子を見にきてくださるんですね。曜子先生にきていただけるのは本当に特別なことで、現地の講師もいいところを見せようと、気合いを入れて授業してくれるんですよ。
-留学へのハードルとしてまず気になるのが費用ですが、実際半年でどれくらいかかりましたか?
授業料が約160万円で、通訳が約40万円(※)。あとは生活費ですね。これはどんな家に住むかなどで金額が変わります。個室なら月10万円くらいが目安。僕は10人一部屋を選びました。2段ベッドが何個も並んでいるような部屋で、月6万円くらい。プライベートはあまりないですが、海外の友達ができるし英語も上達するので、結果的に良かったですよ。家は「MixB」や「Airbnb」というサイトで探したり、日本語で「ロンドン ゲストハウス」と検索したら日本人が行なっているサービスが出てきます。費用は一時的に親に借金して、少しずつ返すという形にしました。合計300万円で僕は足りましたね。
(KAITO)僕は高校生のときからロンドン留学をめざしていたので、アルバイトでちょっとずつお金を貯めました。1年間だけ都内のサロンで働いて、さらにお金を貯めて。それでもなかなか渡英する決心がつかず、そんなときにATSUTOSHIさんと出会って話を聞いて、留学が実現しました。今年7月から、今度は「サスーンスクールシップ&サロンシップ24週間ビギナーズディプロマコース」で渡英します。予約待ちで2年待ったんですよ。今年から枠が2倍の14人になったんですが、それでもキャンセル待ちが出てるみたいです。
※通訳料は実費。受講者人数で割り、特別割引・特典もあり現在通訳料の自己負担金はこの金額の半分以下です。
-授業以外の時間は何して過ごしてましたか?
授業後はパブに飲みに行ってました。パブは文化なので、英国では第二の家というぐらい重要な場所。ローカルのコミュニティに飛び込むには最適な場所です。サスーンの先生もきてましたね。土日はお休みなので洋服を見に行ったり、イギリスは美術館が無料なので美術館にもたくさん行きました。テート・モダンとか大英博物館、ナショナル・ポートレート・ギャラリーとか。バレンシアガ展とかゴルチェ展とか、デザイナーの展覧会があるときはそれも見に行きました。観光スポットでは、セブン・シスターズっていう白い崖には行ってきました。あと、パリに1泊で行く人も多いんですよ。飛行機代が1万円くらいなので。僕はお金がキツくて行けなかったから、悔しくて逆に勉強してましたけど(笑)。