どうしてロンドンなの?GRADUATE代表ATSUTOSHIさんが語る「美容留学」の魅力

 

ヴィダル・サスーンアカデミーの本拠地ロンドン校で教育を受けて、帰国後22歳という若さで「GRADUATE」の代表に抜擢されたATSUTOSHIさん。今年2月には再び渡英し、3週間の「サスーンスクールシップティーチャーズ&ダイレクターズトレーニングコース」(スクールシップ&サロンシップメンバーのための特別実力養成コース)を受けてきたそう。店長のKAITOさんも、2度の渡英を経て今夏からまた留学予定なのだとか。20代前半で活躍する彼らに憧れて、ロンドン留学をめざす美容専門学生が再び急増中。なぜ何度も通いたくなるほどロンドン留学が魅力なのか?そして現地での生活は?など、若い美容師が経験したリアルなお話をたっぷり伺ってきました。

 


 

人頭100人!サスーンロンドン留学で学ぶこと

 

-なぜロンドンのサスーンアカデミーを留学先に選んだのですか?

 

僕は世界に通用する技術を身に付けたいと思っていたので、サスーンしか考えられませんでした。英語は全然できなかったんですけど、通訳がいる日本人コース(サスーンスクールシップ&サロンシップの特典のスクールシップ24週間ビギナーズディプロマコース)のため言葉の問題はなかったです。留学中は授業の節目に先生と面談があって、「今回どうだった?」とか「今後はどうしたい?」など、本人の学習理解や意志を共有していく時間がありました。その人のレベルに合う教え方をしてくれるので、たとえ実力の差があってもしっかり成長していけるシステムになっていて、安心でした。

 

 

-サスーンアカデミーでは、実際にどんなことを学びましたか?

 

学生さんたちが一番興味あるコースは半年間の「24週間ディプロマ」だと思うんですが、このコースはステージが5つに分かれているんですね。最初のステージで学ぶのは基礎技術。髪の構造や美容用語などを学んで、ウィッグを切りながらライン、グラデーション、レイヤリングカット技術について習います。ステージ2からは、女性のカットモデルを使って実際に人頭を切り始めます。簡単なカラー技術も入ってきて、ステージ3では本格的にカラーを習います。ステージ4は、メンズカット。サスーン式の理論に基づいてどのように切るか。そして最後のステージでは、学んだ技術と知識を使いこなせるように1日3人ほどのモデルを先生と一緒にひたすら切りまくります。

僕はちゃんと理解しないと前に進めないタイプなので、先生の説明がいまいち分からないときは必ず質問してたんですね。そのたびに、先生は僕が分かるまで根気よく説明してくれました。だから、しっかり学べましたね。

 

 

-初期の段階からモデルを使ってカット経験を積めるようですが、どれくらいの人数を切ることになるんでしょうか?

 

半年で100人はいきますね。これって、日本の美容業界からするとかなりレアですよね。入社して6カ月だと、シャンプーに受かってるか受かってないかくらいのレベルだと思うんですけど、その時点で100人切っていることになります。しかも、人頭を切れるんですよ。その人の骨格や生えグセも考慮しながらやるので、よりサロンワークに近い経験を半年でできるんです。これは強みになりますよね。

モデルはアジア系もいますし、日本人モデルもときどきいます。アジア系の硬い髪の切り方をサスーン式で教えてもらえるので、面白いと思いますよ。たまに「サスーンカットは日本人に合わない」と言ってる人がいますけど、それはその人がロンドンにきて西洋人の柔らかい髪ばかり切ってるからだと思うんです。僕らは学んだ技術で日本でも切れるようになっているし、セニングシザーを使わなくてもきちんと収まります。しっかりとサスーン式の基本技術を学べばどんな毛質でも切れるようになるんです。

 

ATSUTOSHIさんが実際に留学中に切ったスタイル

 

>英語は? 費用は? 留学のホントのところ

 

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