美容の聖地・明治神宮前・表参道を制し新天地、新宿へ! 街づくりまで意識したWays TOKYOの木村一平の戦略
YouTubeにいち早く取り組み、チャンネル登録者数は約10万人、Instagramのフォロワー数も11万6000人超えのインフルエンサー、Ways TOKYOの木村一平さん。
同級生たちと共に代表を務めるサロンWays TOKYOも順調に成長を続けており、リピーターも多く、各種集客サイトのベストサロンにも選ばれています。そんなWays TOKYOが新宿に新店を出したと聞き、編集部が現地に向かいました!
新宿店のオープンまでの経緯や店舗戦略を代表の木村さん、小西さん、店長のななえさん、副店長のリッキーさんに伺います。
美容激戦区の銀座を外したワケ
編集部:新店オープンおめでとうございます! 明治神宮前、表参道ときて、3店舗目が新宿というのは少し意外な気がしました。
木村(木村一平さん):若手スタイリスト主体で、これまでより少し年齢層が低めのお客さまを集客するとしたら、アクセスの良い新宿が面白いかなと。ありがたいことに、明治神宮前も表参道も若手スタイリストが成長して、予約が取りづらくなったところだったんですよ。
編集部:ここ10年くらいは、表参道の次に銀座に出すサロンが多かったように思います。
木村:銀座も考えてはいたんですが、表参道エリアと似ているんですよ。ブランドイメージがあるエリアで、感度の高い人が集まる。マーケティングのやり方はさほど変わらない。となると、今そこに出すことで、Ways TOKYOの成長につながるか疑問でした。
それに、ウチで伸び盛りの子たちは、20代前半から中盤くらいなんですよね。その子たちにとって良いチャレンジになるエリアが理想でした。
新宿はターミナル駅で若い子たちも多いですし、30代、40代の人たちも仕事や買い物で訪れる街です。当然、街のポテンシャルは高いし、僕たちとしても今までにない取り組みなのでチャレンジする価値があると思ったんです。
新宿西口エリアで、新しい街の表情をつくりたい
編集部:新宿というと、オフィス街や繁華街のイメージが強いです。
木村:たしかに、髪を切りに行く街というイメージは少ないかもしれないですね。だからこそ面白いし、今やる価値があると感じました。そこを自分たちが少しでも変えていければと。
そもそも、新宿西口の駅近にあるこの物件と出会えたことがすごく大きくて。ビルのオーナーさんが女性なのですが、このエリアを女性に親しまれるエリアにしたいという想いが強い方なんです。そのため、ビルの他のテナントも、美容皮膚科など美意識の高い方をターゲットにしているところが多いんですよね。
新宿というと、歌舞伎町の飲食店や、百貨店のイメージがどうしても強いですけれど、西口エリアはまた違う。そこが新宿という街の魅力なのかなと思います。
編集部:街づくりに貢献したいという気持ちもあるんですか?
木村:これから名古屋、大阪、横浜、福岡などの地方出店も考えています。そのエリアでどこまで自分たちが貢献できるかという思いはありますね。そもそも僕たちは、ヘアスタイルをつくるだけのサロンではなく、ライフスタイルをデザインしていくというコンセプトを持っています。街づくりに貢献というと少し大袈裟かもしれませんが、そのエリアに住む人たちのライフスタイルにどれだけフィットできるかというのは、とても大事なことだと考えています。
出店を決めてから約1カ月半の超スピード出店
編集部:内装も今までのサロンと趣が異なりますが、今回はどんなコンセプトでデザインされたんですか。
ななえ:明治神宮前と表参道の店舗が、シンプルでスタイリッシュ、直線的で洗練されたイメージだったので、新宿店は新しい層のお客さまも想定して、ベージュピンクで曲線も多い、女性らしいデザインにしました。新宿エリアで、新しいWays TOKYOのイメージをつくりたかったんです。
木村:ななえは今24歳なんですけれど、彼女たちがベースとなって戦っていくので、彼女たちとそのお客さまの感覚としっかり合わせるようにしました。
ななえ:特にこだわったのは入口のロゴですね。お客さまの撮影でも背景になるところなので丁寧につくってあります。一度設置し終わった後、撮影の背景として違和感なく活用できるよう、何度もロゴのバランスを調整し、設置しました。そのぐらい思い入れがあります。
編集部:コンセプトを決めてから出店までどのくらいかかりましたか?
木村:出店を決めてから1カ月半くらいでオープンしているので、お客さまだけではなく、スタッフも驚いたと思います。
ななえ:私たちが新店オープンの話を聞いたのは1カ月前です。
木村:これまで2店舗出店していますし、同じ内装会社さんに任せていたのでそこは安心だったのですが、1週間前までオープンできる状況ではなかったので、ハラハラはしましたけれど(笑)。
ななえ:心配で、休みの日は毎日、工事の進捗を見にくるみたいな感じでしたね。
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