Voicyスペシャル対談 LECO代表 内田聡一郎×かつお食堂 かつおちゃん（後編） 現場に行かなきゃ「かつおと生きる人の物語」まではわからない
「好きなことを仕事にするためには継続と行動が大事」（かつお）
内田：いい話だね。かつおが好きでたまらなくて、それを仕事にしちゃったかつおちゃんから、これから好きを仕事にしたいって人にぜひエールを送ってほしいな。
かつお：自分が大事にしているのは継続は力なり。やり続けること。その時は見えないことでも、続けることで見えてくることがあります。また続けることで、新たなご縁が繋がり広がっていったり、そうやって今の仕事ができているなと思うからです。もう一つは、行動すること。自分の目で見て、触れて、感じて、そうやって五感で味わうことからまた新たな気持ちが生まれます。自分の声に耳を傾けながら、本当のことに向き会うことが大切だなと思っています。
内田：なるほどね。まず行動してみるっていうのと、始めたことを継続するっていうのは、相反する部分もあるわけじゃん。行動を起こすこと、続けるべきことを続けるために、辞めることも選択するわけであって。
かつお：基本的に鰹節が好きってことは継続されるので。ただ、かつお食堂でいうとお店をやるって大変だなって思うことはあるし、お店を始めたことは失敗だったのかなと思ったこともありますよ。けれど、このお店の中で「やりたい」と思うことだけをやり続けていく感じです。
内田：かつおが好きじゃなくなることはないの？
かつお：それはないです。どう伝えるのか悩んだりすることはありますけど、好きだから悩むんです。
内田：その時にさ、自分を奮い立たせる方法とか、前向きになる方法とかあるのかな。
かつお：鰹節と向き合っていくといろいろ知ることも増え、自分の考えもアップデートされ、それに伴い、どう伝えていくのか、どんな未来を作りたいのか？ など悩んだりすることは好きだからこそあります。ただ、旅先で出会った人やイベントなど、ふとしたところにヒントがあったり、自分の答えは決まっていたことに気がついたりして。だから行動することや体感することは大事だなと思っています。
内田：なるほどね。じっとしてちゃダメってことだね。じゃ、そろそろ終わりの時間も近づいてきたので、かつおちゃんからリスナーさんへエールを送ってもらっていいかな。
かつお：今の時代、溢れんばかりの情報が飛びかい、いろんな選択肢があり、何でも便利な世の中になっています。その中で、活動を通じて思うことは、自然を大切に、地球を大切に、そんな気持ちを未来へ繋いでいけるのは今の自分たちだということ。そんなことを一緒に想い、行動していきたいですね。私は鰹や鰹節から、そして出会う仲間からそれを教えてもらいました。
内田：ホント、その通りで、かつおちゃんが体現しているよね。ということで今回はかつお食堂のかつおちゃんでした！どうもありがとうございました！
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プロフィール
LECO代表 内田聡一郎（うちだ そういちろう）
2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発など様々な分野で活躍。
2018年 渋谷にLECOをオープン、2020年 セカンドブランドQUQUをオープン。代表として今後一層の活躍が期待されている。著書「自分の見つけ方」（2013年）、「内田流+αカット」（2017年）、「内田本」（2018年）を発売。また、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトも発売中。
2019年12月から若手美容師にエールを送るsoucutsラジオを始動。
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プロフィール
かつお食堂
かつおちゃん
神奈川県出身。大学卒業後、2012年までは受付など派遣写真として働く。祖母が鰹節を削る姿に魅せられ、いつしか全国各地の鰹節産地を回遊し知見を集める鰹節伝道師へ。2017年に渋谷のバーを間借りして「かつお食堂」をオープン。2019年に間借りから独立し、渋谷区鶯谷町に「かつお食堂」を構えて、かつおの魅力を熱く伝えている。ヘアカラーは内田さんによるかつおブルー。
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