内田聡一郎のsoucutsラジオ vol.13 「自分は何者でもないと諦める前に聞いてほしい話」
覚悟して自分と向き合い続けた人は強い!
一昨年ぐらいあたりから彼はコンテストで賞を取るようになり始めました。そして、今回めでたくグランプリを取るまでに至った。
本当にね、今回の件で改めて思ったんですけど、今って「それっぽくやってみせること」が簡単な時代になってるじゃないですか。
SNSで何かを模倣してみたりとか、誰かが言ったことをコピペして自分の意見としても発信していったりすることってのが、簡単な時代になってると思うんですね。だからこそ長い時間かけて、覚悟して自分と向き合うことの重要性をすごく感じたんです。
「自分らしさ」とかそういう言葉って僕自身もすごくセミナーとかでも言ったりするし、いろんな美容師さんが「自分らしさ」とか、「自分の個性」を伝えられる時代になっていると思うんですよ。
言葉で簡単に言えるんだけど、本当に手に入れるためには、気が遠くなるような時間とか、気力とか体力っていうのが必要で、そこまで辿り着ける人はそんなに多くないんじゃないかなと。
諦めなかった人は必ず結果を出す
短期的な結果とか、そういうものじゃなくて長期的な未来を見るみたいなことって、これからすごく大事になると思う。「自分は何者でもない」ってすぐ諦めてしまうと思うんですよ。大抵の人がね。
でも、あれだけ絶望的にセンスがなかった彼が一等を取って、泣きじゃくって最後にコメントしている姿を見て、本当に誰にでもチャンスはあると思った。
諦めずに続けていくことは簡単じゃないんだけど、それを本当に自分を信じてやった人っていうのは、絶対に何か結果が出て、何者かになっていくなって感じたんですよね。
すぐ答えが出てしまう世の中だからこそ、自分の最適解をじっくり探してほしい。今の自分を見つめ直して、行動して、それを継続してほしい。
なかなか結果が出なくて、諦めちゃう人も多分いっぱいいると思うんですけど、綺麗事じゃなくて、続ければどうにかなるっていうのを阿部くんから学んだので、今日はその話をしてみました。
ぜひみなさんもね、結果が出るまで自分と向き合って、頑張ってください!
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※このラジオは2020年2月19日に公開されたものです。
- プロフィール
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LECO 代表
内田聡一郎(うちだ そういちろう)
2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発など様々な分野で活躍。2018年 渋谷にLECOをオープン、2020年 セカンドブランドQUQUを2021年LECO öbenオープン。代表として今後一層の活躍が期待されている。著書「自分の見つけ方」(2013年)、「内田流+αカット」(2017年)、「内田本」(2018年)を発売。また、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトも発売中。
2019年12月から若手美容師にエールを送るsoucutsラジオを始動。
【twitter 】@soucut
【instagram】@soucuts
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