内田聡一郎のsoucutsラジオ vol.12 「お前、なんでこの仕事してんの?」

美容師はブラック労働か?

 

以前、BUNCA culumnというキュレーションメディアでブログを書いていたときのことです。「美容師はブラック労働か?」という記事がバズって賛否両論ありまして。

 

美容師は長時間労働で低所得だし、うだうだやっているくらいなら辞めなよと。でもやる気がある人、決断力や行動力がある人なら一発逆転ホームランを狙えるから面白いと書いたんですよね。その感覚は今も変わりません。

 

自分の価値観を大事に育てて、自分の居場所を見つけていくことがこれから仕事の本質になると思うんですよ。

 

だからこそ好きな仕事を早くみつけて全力でぶつかってほしい。それでもダメだったら辞めて、また新しいことにチャレンジしていいと思うんですよね。

 

何もしないで言い訳をしたり、人のせいにしたりしながら時間が過ぎていくのは愚かだと思っているので。だから「仕事の意義を見出せないなら辞めたほうがいいよ」って、地方からきてくれた美容師さんに言ってしまったんですよね。

 

結果を出せる人たちは、結果を出すことを意識しているんじゃなくて、仕事の意義を最大化していると思うんですよね。その結果、好きなことが稼ぎにつながるわけです。

 

「俺の仕事最高だよ!」と言える自分であれ!

 

こういうことを言うと、内田さんだからできるみたいに思われちゃうかもしれないですが、僕が若い頃に実感していたことなんですよ。だからこのことを若い人たちに伝えていきたいし、アラフォー、アラフィフの人たちにも言えることかもしれないですよね。

 

最初の話に戻ると、いろいろな仕事でプロと呼ばれる人たちと関わってきたのですが、仕事ができる人たちはプライドを持ってやっていますよ。仕事のプライドを最大化して、相手に伝えることができる。そうすると次の仕事にもつながるし、報酬にもつながる。

 

改めて僕自身も「お前、なんでこの仕事してんの?」と聞かれたときに「俺の仕事最高だよ!」と言える自分でありたいと思っています。

 

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プロフィール
LECO 代表
内田聡一郎(うちだそういちろう)

2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発など様々な分野で活躍。2018年 渋谷にLECOをオープン、2020年 セカンドブランドQUQUを2021年LECO öbenオープン。代表として今後一層の活躍が期待されている。著書「自分の見つけ方」(2013年)、「内田流+αカット」(2017年)、「内田本」(2018年)を発売。また、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトも発売中。

2019年12月から若手美容師にエールを送るsoucutsラジオを始動。

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