内田聡一郎のsoucutsラジオ vol.12 「お前、なんでこの仕事してんの?」

 

東京渋谷の美容室LECOのオーナー、内田聡一郎さんが若手美容師や美容学校生に向けて発信するsoucutsラジオ。サロンワーク、クリエティブ、経営、教育、ファッション、DJとマルチに活躍し、さまざまなことに出会ってきた内田さんだからこそのリアルでハッとさせられるトークが展開されています。若手美容師、美容学生をはじめ、ベテランスタイリストやオーナーなど、どのフェーズの人にも、きっと「気づき」があるコンテンツです。第12回のテーマは「お前、なんでこの仕事してんの?」。この先どうしよう…と悩みながら美容師をしている人、必見です。

 


 

新店準備で出会ったプロたちが内田の心を揺さぶった

 

今日は「お前、なんでこの仕事してるの?」というちょっと過激なタイトルで話したいと思います。

 

最近ですね、めちゃくちゃバタついております。LECOが2020年3月で2周年になりまして、いよいよ新店舗をオープンすることになりました。

 

様々な人と折衝しながら新店をつくっている最中です。その中で強く感じたのは、プロ意識を持って仕事をする人、プライドを持って仕事をする人の存在です。

 

不動産屋さん、内装業者さん、金融機関の方など、いろいろな人に会っているんですが、「情熱を持って仕事をしている人には心を動かされるな」と思いました。

 

もちろん決裁ができる上層部に位置する人が多いからだと思うのですが、その立場に上り詰めるまでに荒波を乗り越えて力をつけてきた人たちです。仕事の意味づけ、プライドを持っているからパワフルなんですよね。

 

地方からやってきた美容師2年目の迷子さん

 

話は変わって、先日あった美容師さんとのやりとりを紹介します。その美容師さんは地方で頑張っているのですが、わざわざ僕を指名して髪を切りにきてくれたんです。2年目くらいの子だったんですけど、話を聞くと今のサロンは人間関係もよくないし、仕事をうまくやっていける自信がないと言います。

 

美容師を続けるかどうかもわからないけれど、渋谷や原宿のサロンで働きたい気もするし…と、自分の意思もはっきりとしない感じだったんですよね。

 

そういうときに僕は自分の経験を踏まえていろいろアドバイスをしますが、「今日辞めるって言えば」と言ったんです。仕事の意義を見出せずにうだうだしている時間がもったいないと思うから。

 

特に今の時代はスピード感を持って決断することがすごく大事だと思うんですよね。時間は刻々と過ぎていくわけですよ。悩む時間も必要かもしれないけれど、1日でも早く前に進むために決断したほうがいい。

 

>美容師はブラック労働か?

 

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