【カラー講師・田中元】パチンコ店から美容師へ。アシスタント歴7年。サロンオーナー&講師として大躍進した20年の足跡
インスタの発信を集客から美容師向けにシフト。講師活動もスタート
V字回復のターニングポイントになったのは、動画投稿です。うちはカラーの悩みを抱えた方々が来てくれるお店だったので、ビフォーアフターで変身シーンを投稿し始めたら想像以上にバズって。1000以下だったフォロワーが、一気に3000、4000と増えていきました。そこからインスタ経由のお客さまが1人、2人と増えて来て、1年以内には月40人へと膨らんだんです。
新規が安定して来るようになってからは、自分のキャリアアップの方向性について考えるようになりました。サロンワーク以外で新しいことに挑戦してみたいと考えたときに、人に教えるのが好きだなと思っていたので、講師をやってみたいと思って。その頃、山崎健吾さん(ROIS表参道、Grows代表)や大城俊也さん(FLEEK代表)が、すでに美容師さん向けに投稿していて、僕もそれをやろうと。それによって新規集客が減っても、やりたいと思ったことをしたかったんですよね。そのときのフォロワー数は1万人でしたけど、レシピをのせたり、ビフォーアフターで手技を見せる投稿をスタートしました。
1年半前から、ライブ配信も始めました。毎週水曜日22時に1時間ほど配信していて、美容師さんのカラーやお悩みに答える質疑応答形式にしているんですけど、最初は視聴者が2人だったのに、今は平均視聴者が70〜80人。ライブは人間性が伝わりやすいので、それを機に臨店講習の話もくるようになりましたし、フォロワーも増えました。何があっても続けられたのは、話すことが自分にとってトレーニングにもなっていて、セミナーでの言語化や表現力に役立つと実感していたから。だから、どんなに忙しくても続けています。
>オンラインサロンで、カラーをもっと身近なものとして広めていきたい