飽きのサイクルがコンテスト入賞の近道。-LECO内田聡一郎の仕事論 ゲスト/siki磯田 基徳さん tu.luce C-LOOP UNITEDの中村ゆいさん
やらないよりはやった方がいい。コンテストのよさ。
―コンテストに出ることのよさってありますか?
磯田:先ほども言いましたが、僕はABCにサロン単位で出場しますが、モチベーションが上がるんですよね。
美容師って就職してしまうと、仕事が忙しすぎて、学生時代のあのキラキラした感情がだんだん薄れていってしまいますが、コンテストを一緒にやると、文化祭を一緒に作り上げるような一体感を得ることができるんです。
そうすると、美容って楽しいな〜、とか、自分ってどんな美容師になろうと思っていたんだっけ〜? など、フレッシュな気持ちを引き出す場になっていくんですよね。
内田:メンバーとかの知らない一面を見れたり、支えてくれたスタッフに改めて感謝できたりするもんね。チーム力を感じるいいきっかけになる。
LECOもスタッフがちょこちょこコンテストに出てますけど、やっぱ結果出ると自信に繋がってるな、っていうのは側から見ていても伝わります。
中村さんは女性で、個人でこんなにコンテスト出まくっててすごいよね。
中村:やっぱり興奮するんですよね、衣装を作るのも大好きだから、時間もたくさんかけてしまいますし。すごく楽しんでます。
内田:中村さんみたいに楽しんでできる人って本当に少ないよね。だって正直、コンテストって出なくていいんですよ。大変だし、しんどいし。
でも磯田くん・中村さんくらいの世代はサロンワークもクリエイティブも頑張りたいっていう人が増えてきて。みんな本当欲張り! 磯田くんなんて子どももいるからね。
磯田・中村:(笑)
内田:いつも言ってるけど、20~30代はバリバリやった方が絶対にいい。コンテストに限らずだけど、先行投資だと思ってガンガンいろんなことに貪欲でいてほしいですね。やらないよりはやった方が絶対にいいから。
中村さんには、それこそ4歩以上先を行く突き抜けた作品とか出してほしいな〜。
中村:せっかくなので考えてみます(笑)。
―そろそろお開きですが、せっかくだから中村さん聞いてみたいことはありますか?
中村:えっ……。あの、内田さんっていつ寝てるんですか?
―(笑)。
内田:よく聞かれますが、寝てますよ! 今日も6時間睡眠。
磯田:前も内田さんと話したんですが、内田さんも僕も無駄な時間を過ごさないというか、飲み会行っても12時には帰るって話しましたね。
内田:もう無駄な時間を過ごさないようにしてる。ぼーっとした時間を作れないんですよね。だから最近ちゃんと寝てるし、メリハリがあるのかも。
―ぜひオフレコでプライベートからコンテスト談義してください!
内田:〇〇の××のインスタアカウント知ってる?これがさ〜……
―テープが止まってからお願いします!(笑)
インタビューを終えた2週間後…。
磯田さん率いるsikiチームは、ABCのサロンエントリーにチャレンジ!
なんと! “準グランプリ”を獲得! 大快挙を成し遂げました。
磯田さん、sikiさん、本当におめでとうございます!!
<プロフィール>
LECO
代表/内田聡一郎(うちだ そういちろう)
2018年3月1日に自身が代表となるヘアサロン「LECO」をグランドオープン。セミナーやヘアショー、専門誌などで見ない日はないほど勢力的に活動。そのセンスのよさから一般のお客さまのみなず、芸能・ファッション・音楽業界からの信頼が高い。
siki
代表/磯田 基徳 (いそだ もとのり)
埼玉県出身。窪田理容美容専門学校卒業後、都内2店舗を経て、2017年に東京・渋谷に『siki』をオープン。Instagramによるブランディングで一躍人気サロンに育て上げる。MILBON×sweetのコンテストでグランプリを3度受賞。DREAM PLUS CONTESTでは東日本エリアファイナル2年連続進出。
tu.luce C-LOOP UNITED
チーフ/中村ゆい
神奈川県横浜市出身。岩谷学園アーティスティックB横浜美容専門学校を卒業後、C-LOOP UNITEDグループに入社。歴代最速の約1年半でスタイリストデビューを果たし、3年目にヘアコンテスト初出場。以降、出場したコンテストにおいて数々の受賞歴を持ち、JAPAN CUP 2018ではグランプリに選ばれる。tu.luceのチーフとして後輩育成にも注力。
(取材/高橋 優璃・撮影/菊池 麻美)