歴史あるインカ帝国の中心地ペルーでヘアカット1000人達成! -旅人美容師、桑原淳の世界一周の旅コラムvol.16ペルー編-
インティライミの翌日、昨日とはうってかわって閑散とした街の、とある公園に向かいました。
999人目、そして1000人目のヘアカットをするためです。
いつものように椅子を起き、看板を出し、道行く人に見られながらのヘアカット。
毛先を少し整える程度、あとは軽くしました。
終わってみると、なんてことありませんでした(笑)
「あ、終わった」みたいな(笑)
ホテルに戻って自分のブログを通して、これまで応援してくれた方々に向けて記事を書きました。
出発してからその時までの1年2ヶ月におよぶ旅と、髪を切ったみんなの写真を見返していたら自然と泣けてきました。
大変な事もあったような気がしますが、そんなことも笑って話せるくらい、僕はたくさんの笑顔を見てきました。
世界を巡ってヘアカットをするなんて、意味がないかもしれない。
かつては自分でもそう思ってましたが、1000人の髪を実際に切ってみて、それには大きな意味があったんだと知りました。
目標を無事に達成できたこと、そして協力、応援してくれた多くの人々に感謝しました。
日本を出るときには全く想像できなかった1000人目をカットする日のこと。
まさか、かつて南米の地で栄えたインカ帝国の一番大切な日の次の日になるとは思いもしませんでした。
ただ、その何でもない祭りの翌日は、僕にとってずっと忘れることのないとても大切な日となりました。
次回は、いよいよ「最終回」。行くはずのなかったカナダである美容師と出会ったお話です。
お楽しみに!
- プロフィール
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旅人美容師
桑原 淳 (くわばら じゅん)
山梨県出身。幼いころのからの「東京の一等地で美容師になる」夢を叶えるため、18歳で上京。日本美容専門学校卒業後は、都内2店舗で経験。「たった一度の人生だから!」という思いから、2014年3月にサロンを退社し、世界一周をして1,000人ヘアカットをする旅に出ている。
blog⇒http://junkuwabara.com/
(撮影・文/桑原 淳)
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