人生で一度は行くべき。自由の国アメリカ-旅人美容師、桑原淳の世界一周の旅コラムvol.14アメリカ編-
4都市目はミネアポリス。
あまりにもマイナーすぎて知っている人も少ないかもしれませんが、僕はここに住むアーティストの友達を訪ねていきました。
アメリカの冷蔵庫と呼ばれるほど、冬は冷え込みます。まだ10月だというのにまるで日本の真冬のような寒さでした。
ミネアポリスはアーティストの街として知られ、世界的にも有名なアーティスト、ミュージシャンがたくさんこの地で生まれました。
そこで同じく活躍する友達にあっちこっち連れて行ってもらいました。その先では髪を切ってほしいという彼の友達が待ち受けていて、どこ行ってもカットカットカット…。
寒かったです。(笑)
でも彼のおかげでたくさんのアメリカ人の友達もでき、とても楽しい滞在になりました。
最後はハリウッドで有名なロサンゼルス。
わずか2日間しかいなかったのですが、以前働いていた美容室の同期と再会したり、美容師の友達と再会したり、現地で15年美容師をしてる方の家でのバーベキューパーティにおじゃましたり。
1番の思い出はやっぱりカットしたことでした。
おそらく誰もが1度は見たことがあるであろうHOLLYWOODの文字がある山があります。
そこでアメリカを旅している日本人女性の髪をカットしました。
後ろには文字が、そして前にはロサンゼルスの街とサンタモニカの海に沈んでいく夕陽が。
太陽が登り、そして沈んでいくように東から西へと旅をしたアメリカ。
その最後に、太平洋に沈んでいく夕陽を見ながらカットしていたらいろいろな思い出が蘇ってきました。
広大なアメリカは、すごくすごーくパワーのある国です。
美容だけではなく、ファッションでも経済でも世界を引っ張っていくアメリカで生きる人々は皆力強く、そしてものすごく陽気でした。
美容師として旅をしているという話をすると、みんな口々にこう言いました。
「クール!」
自由な国アメリカには、いろいろな価値観が存在します。
世界一の多民族国家ということもあり、文化もファッションもそして髪型もいろんなものがあります。
それぞれがそれぞれを認めあい、いろんな人が一緒に暮らすアメリカだからこそ、みんな「カッコいいことやってんなお前」と言ってくれたのでしょう。
同じく経済大国である日本とはまた違う経済大国。
美容師としてでなくとも、1度は行ってみることをおすすめします。
必ず何か強く感じるものがあると思います。
次回は、帰国した桑原淳さんを独占取材! 1000人カットの旅のアレコレをお伺いします!楽しみに。
- プロフィール
-
旅人美容師
桑原 淳 (くわばら じゅん)
山梨県出身。幼いころのからの「東京の一等地で美容師になる」夢を叶えるため、18歳で上京。日本美容専門学校卒業後は、都内2店舗で経験。「たった一度の人生だから!」という思いから、2014年3月にサロンを退社し、世界一周をして1,000人ヘアカットをする旅に出ている。
blog⇒http://junkuwabara.com/
(撮影・文/桑原 淳)
関連コンテンツ